ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.島田徹】~明治安田J2第19節・ギラヴァンツ北九州戦vol.2~「勝負の分かれ目は心の中にあり」

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。サッカーマガジン時代の先輩で、現在は福岡を拠点に活動するライターの島田徹さんは、心がプレーに及ぼす影響について、最近、よく考えるそうです。

Vo.1はこちら

■敗れはしたが、攻め立てた

――試合後のアルベルト監督の言葉のように、新潟のプレーは勝ちに値するものだったと思います。やれること、やるべきことをやったんですけどね。

「70分くらいに中盤をダイヤモンドっぽくしたやん。本間至恩選手を頂点に置くイメージで。あれは嫌だったね、あの時間帯」

――後半の飲水タイムで変えたんですよね。何とか、攻め切りたかったです……。決定機も作り出していたし。至恩選手のシュートをGK永井堅梧選手がキャッチできなかったところを、ファビオ選手、渡邉新太選手が詰めた場面とか(71分)。あのあたりに勝負のあやを感じると同時に、GKの永井選手は素晴らしかったです。

「シュートストップでこれまでもチームを救ってきてるからね。だから試合が終わってすぐ、選手がバーッと走っていって抱き着いていたから。守備陣が認めてる証拠だよね」

――新潟の小島選手もそうですが、GKが良いプレーを見せてくれると、試合が引き締まります。

「本当はGKが目立つシーンを作らせない方がいいのかもしれないけど、でも強いチームといっても、必ずピンチはあるし。そこでああいう好プレーをしてくれるGKがいるのといないのとでは、大きな違いになると思うよ」

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