「川崎フットボールアディクト」

トーマス・トゥヘル監督、セルジュ・ニャブリ選手/スカパー! ブンデスリーガジャパンツアー2023 Audi Football Summit vsバイエルン・ミュンヘン【前日会見】

◯トーマス・トゥヘル監督

――今回、チームに関しては、暑さも含めまして、全くいつもと同じようにやっていかれると、かなり厳しい態度で臨んでいらっしゃると思いますで。練習の時にもかなりハッパを掛けていたと思いますけども、チームスに対しては、これからどのような形で調整をしていくのでしょうか?
「私の方から質問に答えさせていただきたいと思います。当然のことがチームの状況に、私も適応していかなければいけないと思っておりますで、当然のことながら、サッカーを行うということは喜びでもありますし、そして笑いもありますし、そしてまた情熱、こういったものを見せていかなければいけないと思います。
ところがその一方で、私はしっかりと厳しくなければいけないと思っているんです。なぜかと申しますと、やっぱり貫性(カンセイ)というものをチームのプレイヤーには持ってもらいたいかなと思っています。チームの状態に応じて適合していくということは私は必要だと考えています。ですので、それをもう一度まとめてみますとミックスですね、が必要だと思います。つまり、チームのプレイヤーと一緒になって時間を過ごすということ。笑うということ、喜ぶということ。それと同時に、私はチームのプレイヤーに対して、やっぱりしっかりと規律を、また一貫性というものを求めていきます。そうすることによって、チームの力というのが最大化していくのではないかと。そしてチーム全員が一丸となって前に進むことができると思います。
ご質問がありましたけど、私がチームのプレイヤーに対しましてどこまで考慮しているのかということなんですけど、当然考慮はしておりますよ。今回、こういった形で私たちがツアーを行っておりますけど、かなり集中的なインテンシブなツアーになっております。時差もありますし、眠れない日もあります。そしてまた朝10時でもうかなり高温になっているわけであります。ですから、そういった時には休憩も必要です。休憩を与えるということも私は考慮してやっています。そんなことはクリアですね。ただ、私達今、準備中でありますので、しっかりと自分達のチームの状態を上げていこうと思っています。今日もトレーニングをしっかりいたしました。
明日もしっかりとトレーニングをして準備していきます。今週中、こういった形で私達は準備中ですけども、自分達が力を上げようと必要なことは実際に行っていくということかなと思います。意味のある私達は行うことであります。
そうすることによりまして、明日は皆様に素晴らしい試合をお見せする事が出来るんじゃないかなと思っています」

――明日なんですけれどもキム・ミンジェ選手は明日デビュー戦という形でプレーしますか?
「私の方から質問に答えさせていただきたいと思いますけれども、そのキム・ミンジェ選手が入って来てくれたということで大変私たちは嬉しく思っております。彼は本当に高いレベルを持っていますけれども、それだけではなく、人間性ということ。それからあと勤勉性、そしてまたチーム力に対しての貢献をするということ。またトレーニングを一生懸命してくれるということ。本当にチームとして必要なものをすべて兼ね備えてる人でございます。レベルも本当に高いレベルでございますので、私としてはキム・ミンジェ選手が居るということを大変嬉しく思っています。
明日なんですけれども、もし何も起きなければぜひともキム・ミンジェ選手には明日デビューを行っていただきたいと思っております。ハーフですね。前半、後半、半分のところで、どちらかハーフでプレーをしてもらうと思っています。ですから明日の彼のデビュー戦がうまくいくということを私達も喜んでおりますし、とにかくキム・ミンジュ選手もプレーをしてもらいまして、自信、そしてまた更なる推進力というものを勝ち取っていただければと思っております」

◯セルジュ・ニャブリ選手

――移籍についての質問です。移籍の噂がありますけど、どうなんでしょうか。移籍をするご意向なんでしょうか。あるいはまた、バイエルンミュンヘンに留まっていくということで移籍というのはないのでしょうか?という質問をさせていただきたいと思います
「それでは私の方から手短に。本当に質問にありましたように噂がありますよね。去年もそうですし、今年もまたありました。あまりにもこの噂が、移籍の噂が多すぎるんじゃないかと私は思っています。実際のところ、私のところに来た人は誰もいません。
そういったことで私におきましては、バイエルンでこれからもプレーすることを大変嬉しく思っていますし、また契約更新のサインを行っていますので、これからもミュンヘンにとどまってプレーします」

――夏の休暇中にもう日本に来ていると。そして、川崎フロンターレとトレーニングを行っていたと。そういたしますと川崎フロンターレだけではなく、日本に対して、大きな日本のビックファンなんでしょうか?どうなんでしょうか。その辺につきまして教えてもらいたいと思います。そして、もしかしたらそうだとすれば、日本語を習うほどまで日本に愛をもってるんでしょうか?
「そうですね。私も数年前から日本を、そしてまた東京を訪問しようと思っていました。なぜかと申しますと、日本の文化、そしてまた食事、そしてまたファッションが大変好きだからであります。で、実際に今年の夏、東京に来た時に数日間、川崎フロンターレの方々と一緒になって、トレーニングをすることができました。大変それは私にとりましてすごく良い刺激になりました。で、こういった形でトレーニング参加させていただきましたので、オーガニゼーション、企画をしていただくと、大変嬉しく思っておりまして、その時にヘルプをしてくださったこと、御礼申し上げたいと思います。
必ずや、私はまた日本にきたいと思っています。日本語を勉強しているかということですけれども、残念ながらそこまでは行っていません」

(取材・写真/江藤高志)

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