小林悠ATの決勝弾/J1 第17節 vs鹿島【速報レポート】
■レアンドロ・ダミアンの先制点で序盤から押し込む前半を1−0で折り返す
開始早々に三笘薫が決定機に顔を出して試合がスタート。序盤からフロンターレがチャンスを作る展開に。
鹿島は前から枚数をかけてフロンターレボールを狙ってくるが、針の穴を通すパスワークでこれを外して押し込んだ。
決定機が続く展開の中、19分にレアンドロ・ダミアンが先制点。その後もペースを握り続けたが、39分にはあわや失点かというピンチを作られておりさすがに鹿島は侮れないという前半だった。
■劣勢の後半
後半立ち上がりからメンバーを入れ替えてきた鹿島に対し、フロンターレは劣勢に立たされる。距離を取っての鹿島のパスワークについていけず、また中盤の守備にも振り回されている感があり、取りどころを定められなかった。
局所的な話をすると、三笘薫が常本佳吾に止められていたことも戦況を難しくした一因にも思えたが、全般的に難しい試合運びを強いられた。そんな61分に上田綺世に同点ゴールを喫する。
1−1で進行した試合はその後、一進一退の展開となるが、後半ATの90+4分に出場1分後の小林悠が決勝弾。VARを経ての勝ち越し弾で、フロンターレが劇的な勝利を手にした。
(取材・文・写真/江藤高志)