「川崎フットボールアディクト」

「ガード・オブ・オナー」について田中碧、ヘナト・アウグストの両選手が、語る【ニュース】

清水戦の試合前、清水の選手たちが並び、ガード・オブ・オナーでフロンターレの選手たちを迎え入れるということが行われた。DAZNの中継中の下田恒幸さんの説明では、清水の平岡宏章監督が呼びかけて実現したものだとのことで、リーグ優勝したフロンターレに敬意を表してのこと。
Jリーグでは初の試みだったという。

この件について、敬意を受けた側の田中碧は「素直にすごい嬉しかったです」と口にしつつ「もちろん試合に入ればライバルだったり敵ですけど」と指摘し、試合とは切り離すという当然のスタンスを表明している。

ただ、「Jリーグ全体としてお互いリスペクトしてますし。そういう意味ではあいう光景というか、ああいうのが文化になってくれればすごい嬉しいなと思いますし。お互いリスペクトし合えている関係だからこそできると思うので。そこは本当にすごい嬉しかったですね」としている。

一方、ガード・オブ・オナーで迎えた側のヘナト・アウグストはブラジルではなかなかないことだとして「素晴らしいことだと思いますし、ブラジルではそういうことはなかなかやらないので。自分としては初めてでしたが、素晴らしいことだと思いますし、相手がチャンピオンですし。素晴らしいシーズンを送っていることで、向こうがあのそういう経験ができて非常に良かったっていう風に思っています」と発言。

もちろん試合が始まれば関係ないのだと次のように述べている。

「ただし、試合が始まると相手が強い弱い、関係なく、チャンピオン、チャンピオンじゃなくても、11対11なので。自分たちのサッカーを見せないといけないっていうふうに考えております」

そうした前提の上で、2−2の試合を「そういう意味で皆でうまく試合ができたと思っております」と試合を振り返っていた。

なお、ガード・オブ・オナーの直後には先日亡くなられたディエゴ・マラドーナさんの死を悼み、黙祷が行われた。

このあたりのことも含め、ぜひ視聴可能期間内にDAZNにて、ごらんください。

(取材・文・写真/江藤高志)

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