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前半ラストにPKで失点、今シーズン初の2連敗。相手ゴール前の組み立てと守から攻への切り替えで課題が明確に【2024 J3第13節vs.北九州(HOME)Report】

 

ゴール前の工夫が観てとれた横山智也。©Kaz Photography/FC GIFU


 FC岐阜は5月6日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第13節に臨み、ギラヴァンツ北九州と対戦。前半終了間際に与えたPKを永井龍に決められると、後半は一層相手に守りを固められ、スコアはそれ以上動かず0-1のまま敗れた。岐阜は今シーズン初の2連敗で順位をJ2昇格プレーオフ圏外の7位に下げた。
 
 細かな立ち位置の工夫はあるにせよ、北九州の戦い方は、基本的には守ってカウンターで岐阜の組織が整わないうちにフィニッシュまで行き、無理なら帰陣し、出来るだけリスクを負いたくないというシンプルなもの。増本浩平監督が「(日程的に)回復に充てる時間を長くとらないといけない状況で、戦術的な用意をしてこの試合に入ることは難しかった。内容的によかったかと言えばそんなことはないですけど、まずは勝つということが大事だった」と言うように、選択肢はあまりなかったものと思われる。そうした相手のセットプレー攻撃を跳ね返しきれず、そのまま押し込まれてPKを与えたことが、直接的には岐阜の敗因となった。
 
 しかし事故的なゴールも含めて、どのような試合でも1失点はありうるもの。やはり根本的には岐阜の側が2得点を奪えなかったことがこの結果を招いたと考えていい。ではどこに問題があったのか。
 
◆工夫を心がけてはいたが、アイデアが不足
 

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