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どんなに苦しくともFC岐阜は屈しない。土壇場で田口裕也がPKゲット、自ら決めて敗戦危機を回避【2024 J3第9節vs.カターレ富山(HOME)Report】

 

5試合ぶりに先発の川上竜。©Kaz Photography/FC GIFU


 FC岐阜は4月10日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第9節に臨み、カターレ富山と対戦。1-1のスコアで引き分け、勝点1を加えて総勝点を18とした。この結果ひとつ順位を下げて3位となったが1位大宮アルディージャ、2位アスルクラロ沼津との差はわずか。優勝戦線からは遠ざかっていない。
 
 後半のアディショナルタイムに入り、カマタマーレ讃岐在籍時のJ3第18節、7月23日の長良川でもゴールを許している松本孝平に、またも失点を喫した。苦手のストライカーに決められて万事休す。敗戦の予感が漂ったが、ラストワンプレーで途中出場の田口裕也がボックス内へと仕掛けていって倒され、PKを奪取。これを自ら決め、1-1の同点に追いついた。
 
 もしも今シーズン2敗目となれば、勝点1を失う以上に精神的なダメージが大きかったはず。いろいろと足りないところがあったとしても、確実に勝負強さは身についてきている。2試合連続の引き分けとなったが、2連敗よりも遙かにいい。藤岡浩介の次は田口。苦しい展開でも獲るべき人が獲る岐阜が、リーグ戦で1敗しかしていないチームというポジションを維持している。どんなに苦しい状況に追い込まれても、岐阜は何者にも屈しない。
 
◆どうしても勝ちたかった試合
 

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