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藤谷匠、FC岐阜一筋6シーズン目でJリーグ通算100試合出場を達成【PICK UP】

 

なおも成長を続ける藤谷匠。撮影:後藤勝


 今でも思い出す、2019年5月19日、フクダ電子アリーナ。FC岐阜はアウェイの地でJ2第14節に臨み、ジェフユナイテッド千葉を相手に1-5で惨敗した。

 前半は千葉の両ワイドに岐阜の選手たちが引きずられ、相手の思うように攻撃された。対策は準備していたが相手の2シャドーを岐阜のボランチとセンターバックのどちらが見るのか定めることが出来ず、守備が崩壊。前半36分に4失点目を喫したあと、前田遼一を筆頭に「距離を近くしよう」と話し合ったが、結局その4分後の前半40分にフォーメーションを3-4-2-1にして千葉と布陣をマッチさせ、その3バックの右に藤谷匠を置くことでようやく守備の隙はなくなり、崩壊現象は止まった。

 これが藤谷のJリーグデビュー戦。物語の始まりだった。この千葉戦で身体能力の高さを活かして相手に走り負けず守備の穴を塞いだ藤谷はその後、主力となり、複数回の負傷離脱に悩まされながらもJ2とJ3で出場を重ね、2022シーズンまでにリーグ戦90試合に出場。そして今年、ついにJリーグ通算100試合出場を達成した。

◆自分たちが岐阜を背負っていくという選手が増えていけばいい

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