羽山武志FC岐阜U-15監督が語るアカデミー、クラブ、岐阜の未来【アカデミー特集1/3】
FC岐阜U-15がパロマカップ2021 日本クラブユース選手権東海大会で6位に入賞し、史上初の全国大会進出を果たした。画期的な出来事だと言っていい。
普及年代である程度仕上がってきた選手たちにとって育成の入口であるジュニアユースでは、その後生涯に渡ってサッカーを楽しんだり競技志向でプレーするための基礎を築く時期。中2からの成長期でフィジカル的にもかなり出来上がってくる。特に最高学年のチーム力はそのまま三年後のU-18での戦いに直結し、その後のJリーグでも同世代の力関係に影響を与えていくことから、U-15の結果は選手にとってもクラブにとっても重要な意味を持つ。
最後は5位・6位決定戦で名古屋グランパスU-15に敗れたがこれも1-2から同点に追いつきPK方式にもつれ込んでの末のことであり、むしろ彼らの力強さを示すものだった。
今後岐阜の将来を背負って立つ黄金世代の始まりとなるかもしれないこの「2006-07」世代を率いて全国へと足を踏み入れた羽山武志FC岐阜U-15監督に東海大会の感想を含め、さまざまなテーマについて語ってもらった。
◆東海大会を勝ち抜いた背景
羽山監督は岐阜県出身。ユース年代は郡上高校でプレーし、指導者としてのキャリアも同校の監督から。その後ジュビロ磐田U-15コーチ、スクールのジュビロ磐田掛川U-12監督、FC岐阜U-15コーチ、FC岐阜U-18コーチを経て現職に就任している。岐阜県の育成事情についても東海地域全体についてもよく知る人物でもある。今回の結果に「なんとか初めて全国大会を決めることが出来ました」と笑顔を見せ、取材に応じてくれた。
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