永島悠史「このままでは昇格できない」「一つひとつのプレーに甘さが出ている」。勝たなければいけなかった試合、修正される前の前半に追加点を挙げられずドロー決着【J3第9節「FC岐阜vs.いわてグルージャ盛岡」マッチレポート】
選手入場の直前になってのゲリラ豪雨。劇的なシチュエーションのあと、雨量を減らして幕を開けたJ3第9節いわてグルージャ盛岡戦は、1-1の引き分けというFC岐阜にとって非常に厳しい結果となった。
岩手が形成する5-4のブロックは最終ラインと中盤ラインの間が空き、岐阜の前線4人がこのスペースを泳ぐように使うことが可能になっていて、かつ中に絞り気味に整えられたラインの横が空くこともあり大外はサイドバックなどが使える状態になっていた。
特に川西翔太をはじめとして個の力に優れた選手に対して岩手側が遅れて対応するとそこでまたギャップが出来てさらに岐阜の選手が空いたところを衝けるというサイクルで、ゴール場面以外にも仕留められそうな場面はあったが追加点は挙げられず。結果としてはこの1得点止まりが響き、前半47分、牟田雄祐のゴールで追いつかれ、勝ち越せないまま1-1で試合を終えた。
岩手が対応出来ないうちに2点目、3点目を獲って3-1くらいのスコアで勝っておくべき試合だった。ハーフタイムに修正してくることは自明だからだ。試合後、岩手の牟田に守備の修正点について訊ねると、次のように教えてくれた。
「前半は相手のサイドのローテーションというかポジショニングの変更、ポジションのとり方がすごく巧くて、なかなかこちらが狙いを定められなかった。川西選手が嫌なところ嫌なところに顔を出しますし、スカウティングは
(残り 3527文字/全文: 4268文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ