自分たちの戦い方を見直しつつ、酷暑を味方につけることが出来るか。FC岐阜、ホーム長良川での東北勢迎撃シリーズ第一の陣に万全の調整で臨む【8月6日練習後囲み取材~J3第9節「FC岐阜vs.いわてグルージャ盛岡」Preview】
明日8月8日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第9節に臨み、いわてグルージャ盛岡と対戦する。
岩手は4-4-2を基本布陣としながら開幕から1分4敗。しかし7月25日のJ3第6節SC相模原戦から3-4-2-1にフォーメーションを変えたあとは破竹の3連勝。失点数を0、1、1と大幅に改善してきている。ゼムノビッチ ズドラブコ監督が「向こうは守るときは5-4-1になる」と言うように、相手ボール時はウイングバックが引いてサイドバックとなり“ふた”をするシステム。元日本代表ディフェンダーの秋田豊監督はFC町田ゼルビアから完全移籍加入の藤井航大を中央に、福岡大学黄金期の主力で元名古屋グランパスの牟田雄祐を右、藤井と同じく東京学芸大学卒の脇本晃成を左に置いた3バックと、宮市剛と中村太亮の両ウイングバックによる5人で守備をあらためて整備した。NOVAホールディングスの経営参入が話題となり、補強が注目された岩手。実際、先発とベンチのメンバーは大半が新加入組に入れ替わっているが、その選手たちがようやくチームになってきたということなのかもしれない。
調子を上げている岩手について、ゼムノビッチ監督は「前に出てくる感じはない。たぶん守備に人数をかけてカウンターとセットプレー、セカンドボール(のこぼれ)を狙ってくる。そしてミドルシュートが多い。前節はボランチがふたりゴールを決めている(小谷光毅、モレラト)。要注意だと思います」と語った。
第8節のセレッソ大阪U-23戦はほぼ五分に近いところまでボール支配率を戻していたが、第7節のアスルクラロ沼津戦では20パーセント、30パーセントしかボールを保持しない時間帯もあった。連勝の始まりとなった第6節も序盤を除くとボールを持つ時間は少なかった。基本的には引き気味。前節の藤枝とはタイプの異なるチームだと言っていい。岐阜はいかにして前節の反省をしながら、岩手の特性を考慮して戦うのだろうか。
◆岩手とこう戦う
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