勝利を呼び込んだふたつの意識付け。生まれ変わった全緑軍団、難敵山形を下し白星発進【J2第1節レポート】
2月24日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第1節に臨み、大木武監督体制となってから公式戦で一度も勝っていないモンテディオ山形と対戦。前半45分間は自陣に押し込まれ苦しんだが、後半8分と27分に風間宏矢が2得点を挙げ、2-0の勝利を収めた。鬼門となっていた山形との開幕戦に勝ち、目標の勝点70奪取に向けて幸先のいいスタート。確かな手応えを得て、大木監督率いる全緑軍団が昇格レースに名乗りを上げた。
◆中盤を制し、新システムによる圧倒的攻勢
中央のレーンに選手を寄せた特殊な4-4-2。この新布陣の公式戦初お目見えとなった開幕戦の前半は、その真価を発揮できず、山形に押し込まれた。
この日の山形は佐藤昭大ではなく、復帰してきた櫛引政敏がゴールキーパーで先発。不動の3バックと組み、前線にはアルヴァロ ロドリゲスを配置するなど守備を重視しつつ、業師の井出遥也も組み入れてきた。そのせいか、プレスの圧力でもボール支配でも山形は優れ、岐阜は劣勢に立った。しかし相手がジェフェルソン バイアーノを欠いていたとはいえ、この時間帯を無失点で耐えしのいだことが、後半の猛攻をもたらした。
岐阜が前に出るためには、中盤でのセカンドボールの奪い合いに優らなければならない。大木監督はハーフタイムにこう指示を出したのだという。
「ポジションと、
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