【U-18卒業生インタビュー2024】伊澤翔登「大学を卒業する頃には、プロサッカー選手になれるように頑張っていきたい」

2024年12月17日 12時00分　
カテゴリ： 若鯱通信 • ★無料記事
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12月15日に2024年のユース卒団式が行われ、今季の名古屋U-18の活動はひとつ区切りがつけられた。トップチームに昇格する杉浦駿吾を筆頭として、年代最高峰のレベルでプレーしてきた3年生たちはそれぞれの思いを胸に大学へと進学し、それぞれの目標へ向かっての新たな歩みを踏み出す。ここからの5日間は欠場が続いていた富川勇斗を除く10名の3年生に、これまでとこれからについて聞いたミニインタビューをお送りする。さながら卒業の寄せ書き的に、ぜひ彼らの想いを感じてほしい。

〇伊澤翔登選手
「大学を卒業する頃には、プロサッカー選手になれるように頑張っていきたい」

Q:ユースでの3年間が終わりました。今はどんな気持ちでいますか。

「思ってたよりほんとにすぐに、あっという間に終わったなっていうのを感じています。1年生の頃、ここに入った時は、3年生はほんとに大きく見えて。そうやって練習とかしてきた中で、今は自分も3年生になって、そういう姿に自分はなれているのかな、っていうのは思いますね」

Q:1年生の頃、2年生の頃、3年生の頃と自分でいろいろな積み上げを考えながらプレーしてきたと思います。そういった歩みを振り返ると、どんなことがありましたか。

「1年生の頃はサイドバックをやっていて、主にプリンスリーグの試合に出していただいた中で、2年生になってAチームでスタメンとして出る機会が多くなった中で。そこに入った時に、その中での自分の強みだったりというのはあまり出せてなかったので、3年生になってやっと少しずつ、最近は強みを出せるようになってきたかなって思います」

Q:強みというのは改めて、自分はどこが強みで、どうやってそれを表現しようとしていたのでしょうか。

「1～2年生はサイドバックやってたんですけど、攻撃のところでアクション起こして、自分で仕掛けるところを強みにしていました。3年生でもそこを引き続き強みにしていくことと、守備は2年生の頃はプレミアリーグのアタッカーと対峙していた中で少し…いや、あまり手応えは得られなかったんです。そこは意識して、その差を埋めるように自分を伸ばしてきました」

Q:グランパスユースだからこそ学べたもの、得られたものを考えた時に、どんなことが思い浮かびますか。

「人間性のところです。1～2年生の頃だったら古賀さんに指導していただいて、ほんとに人間性のところが素晴らしい方で、ピッチ内外で古賀さんが先頭に立ってやってくれてるのを見てきました。三木さんも熱くて、サッカーにおいてもピッチ外においても指導してくれるんで、そこはこのユースにしかないところなのかなと思います」

Q:自分が思い描いてた理想に対してどこまで手を伸ばせたか、自分のやってきた努力とその達成度に対してはどのように感じていますか。

「3年生の今シーズンはもっと自分がチームの中心となって、結果でも自分のプレーの内容でも引っ張っていくことが目標だった中で、結果も内容もあまり良いものは出せなかったので、そこはちょっと足りなかったかなって思います」

Q:プレミアリーグという世代最高の舞台でやってきた経験はどんなものでしたか。

「どのチームにも代表になるような選手が多くいて、そういった選手に、ウチのチーム内にも多くいるんですけど、そういった選手に自分がどれだけやれるのかっていうのが試せる場でもあると思うので。グランパスとしてこのリーグで戦えたのは、自分の成長にとってはほんとに良かったと思います」

Q:言われた通り、代表クラスはこのチームの中にいて、同じレベルの選手もたくさんいる。そういった仲間とのサッカーはどうでしたか。

「自分たちの代だったら駿吾が代表に選ばれていたり、トップ昇格もしますし、練習中でも試合の中でも、常に人との違いを見せてきてくれているので。目標ではないですけど、追いつけるように頑張っていきたいなって思います」

Q:卒業後は大学でサッカーを続けていくのですか。

「はい。立命館大で。リーグは2部なんですけど、自分はグランパスの先輩があんまりいない大学に行くので、自分で多くのことを考えることになります。そこでサッカーだったら、1年生から試合に出て、選抜にも入ることが目標ですし、卒業する頃にはプロサッカー選手になれるように頑張っていきたいです」

Q:プロサッカー選手への想いは自分にとってはどういったものですか。

「トップチームの練習や練習試合に参加させていただいて、そういった時に技術やフィジカルの差を大きく感じました。そこは大学に行って本当に伸ばしていきたい部分だなというのを感じましたし、プロは一握りの選手しかなれないものだと思うけど、なれるように頑張りたいです」

Q:この3年間で思い出に残ってることはありますか。

「やっぱりクラブユースは全国3位になれたことが思い出で。去年だったら自分は予選の2試合がベンチ外で、最後の消化試合に半分出させていただいたんですけど、今年は1試合目はベンチスタートで、だけどそこからはスタメンとして出ることができた。優勝できなかったのは悔しいですけど、全国3位っていう結果を残すことができたんで、そこは一番の思い出になりました」

reported by 今井雄一朗