山梨フットボール

”なんや、なんや、何が起きたん?”「山本英臣、前半31分のGK河田晃兵へのジャストなヘディングの高速バックパスは狙い?、偶然?」【練習場から】

「そういうときは『俺に向かってシュートを打ってくれ』と言っている」(河田晃兵)

プロ同士の試合ではチャンスやターニングポイントを逃し続けて勝てるほど力の差があるケースはほとんどない。第3節長崎戦(2−1○)は10分に失点して流れが長崎にあった中で、徐々に主導権を取り戻していったが31分にセンターサークル付近で山本英臣と松本凪生の意思が合わずに山本が出したパスを奪われてカウンターを受けた。最後は左サイドから加藤聖にシュートを打たれ、これが決まっていれば0−2で長崎がイケイケになった可能性がある。

でも、このシュートは決まらずというか−−映像で見返すと枠には飛んでなかったが、その瞬間は相当にヒヤリとした−−自陣のゴール前に戻ってきた山本の頭にジャストに飛んできてそれをヘディングで河田に返して一件落着。DAZNの実況と解説も”何が起きた?”的な感じになっていた。しかし、河田へのボールがいい感じにズレていれば山本の今季初ゴールになったくらいギリギリのプロの技という感じがしたので2人に聞いてみた。

「バックパスとは言えない」とは言うが、ジャストで速いシュートに一瞬で反応して正確なヘディングで河田晃兵にボールを返した山本英臣の技術と判断は凄い。ちょっとだけ頭を引いてボールスピードを殺している点も素晴らしい。

(残り 575文字/全文: 1196文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ