「去年と同じような流れにしてはいけない前期の終盤戦。上位3連戦で足りなかった勝ち点をここから積み上げて去年と違う折り返しにしたい」【2021明治安田生命J2リーグ第19節 甲府対山口 プレビュー】
2021年6月19日(土曜日)甲府対山口(18:00 KICK OFF/JITリサイクルインク スタジアム)
△◯◯◯●●△△◯●◯△◯◯◯△△●
去年(第21節終了時点で昇格圏と9ポイント差の5位)と似たような折り返しを迎えそうな流れ(昇格圏と8ポイント差の5位)に来ているが、第19節・H山口(16位)、第20節・H群馬(18位)、第21節・A岡山(14位)の3試合で勝ち点差を詰めて流れを変えないといけない。大した根拠のない楽観や希望が味方してくれることはなく、気が付いたときはいつも遅すぎるもの…。それにサッカーの神様はいつもヴァンフォーレ甲府に親切だったわけでもない。去年と違うシーズンにするために強い決意を持って自らの力で勝ち点3を積み上げるしかない。
勝ち切ることをテーマに掲げている今季は勝ち点1のキックオフ時点から勝ち点3を掴んだ状態を前半のうちに作り、追加点で勝ち点3を抱きしめる展開に持って行く試合を増やす必要があるが、ちょいと足りない。今節はそれをガッチリやりたい、やらないといけない試合。山口が16位だから勝てる可能性が高いとは思わないが、昇格を目指しているチームとして18試合を終えて16位のチームにしっかり勝つ自信や自負や力があるチームという雰囲気は持って挑みたい。
今週は最近試合であまりできていなかった裏を取ることを意識してシンプルに走って・入れることをやり、比較的サッカーの志向が似ている山口の狙いを潰すための守備の連携なども行ってきた。ワントップをウィリアン・リラから三平和司に変更したのはリラの気分を変えるという狙いもあるが、三平の守備力というか後ろがやってほしい守備ができる点に対する期待もあるはず。もちろん、点は取ってほしいが三平は”俺が、俺が”というタイプのFWではなく、「前半に相手を疲れさせて、後半の交代で入る選手が取るのもいい」と90分間トータルで考える。いい悪いではなく、自身の特徴と経験値を掛け合わせた志向なので、尊重したい。
(残り 1171文字/全文: 2325文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ