山梨フットボール

フォトレポート・今日のヴァンフォーレ「小雨の中、セットプレー中心の紅白戦」【練習場から】

「今日のヴァンフォーレはセットプレー中心の紅白戦」

【3月10日】
Jリーグの再開が3月18日から4月3日(甲府の試合は4日A新潟)に伸びることが確実になった9日の翌10日はセットプレー中心の紅白戦。ケガ人は戻りつつあるが、再開まで3週間以上あるのでコンディショニングが必要な選手や部分合流中の選手は無理することなく紅白戦はスキップして別メニュー。金園英学、藤田優人、山本英臣らフィールドプレーヤー7人が紅白戦をスキップしたため、日体大の練習生2人を加えて紅白戦が行われた。内容はセットプレーから始まり、その流れからプレーが続く。セットプレーの攻守と決まらなかった時のこぼれ球の攻守までやって、再び場所を変えてセットプレーを行う。つまりトレーニングマッチが近々あり、リーグ戦前ならやらないセットプレーの集中トレーニングを行った3月10日。ちなみに、トレーニングマッチは完全非公開なのでメディアも見ることはできない(対戦相手の意向)。

ピンクビブスが主力組に近い構成だが、選手のコンディションや組み合わせの都合もあると思われる。競争は継続中で、延期中の個々の取り組み方、モチベーションの持ち方で勝負が決まるポジションもあるはず。

GKのポジション争いは赤い炎ではなく、青い炎を燃やしながら続いている感じ。上の写真の岡西宏祐は謙虚に自信をつけつつあると感じるし、下の写真の河田晃兵はプライドを抑え込んで真摯に取り組んでいる。河田の左右にいるイエロービブスの選手は日体大の練習生。

ドゥドゥはイエロービブスでスタートしたが、副キャプテンの評価もモチベーションも下がることはない。このあたり、結果を出している太田修介を加えた競争の激しさでもあると感じる。

3月10日の練習にはアカデミーの津田琢磨コーチと松橋優コーチも参加し、ボール出しなどでトップチームのコーチングスタッフをサポート。「アカデミーの活動が中断中で時間があるの?」と聞くと「中断じゃないですよ。活動自粛中で、コーチは事務作業とかいろいろあるんですよ」と軟らか目に気色ばんだ2人。現役感がまだ残る2人がトップの練習に来るとピッチの彩度が一段上がる感じ。

自信をつけ右肩上がり中のヴァンフォーレ甲府U-25の面々(左から、野澤英之、今津佑太、太田修介)。小雨の中、並んでクラブハウスに引き上げる姿に頼もしさを感じる。*野澤は8月で26歳*

 

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