山梨フットボール

「ジュニオール・バホス不在の鹿島戦は”惜しい“で終わる攻撃と試合運びの拙さで失点し、競り負け」【2018 天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会・準々決勝5回戦 レビュー 】

2018年11月21日鹿島1-0甲府(19:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数6,243人/天候 晴のち曇 弱風/気温 11.2℃/湿度 59%)

得点者 76’土居聖真(鹿島)

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「ジュニオール・バホス不在の鹿島戦は”惜しい“で終わる攻撃と試合運びの拙さで失点し、競り負け」

 

J1リーグを何度も経験している甲府にとって鹿島や川崎Fは最大級の難しい相手も、“負けても健闘したら満足”という立ち位置ではない。それだけに、”勝てた試合“と強く思うまではいかないものの、勝負を延長戦まで持って行くことはできたはずの天皇杯準々決勝。山口戦(1-0○)のケガが思ったよりも重く、欠場したジュニオール・バホスがいれば…という思いも残った。やっぱりスペシャルなストライカーがいないと点が取れなかった…。

ち上がりに鹿島の攻・守の切り替えの速さやリズムの速さを見せつけられた時は、”鹿島ってこんなに強かった?“と戦意を挫かれそうになった。小椋祥平、佐藤和弘のダブルボランチも鹿島のプレスバックにボールを失う場面があり、ピッチ内も少し戸惑った。中がガラガラではないのにクサビのボールを通され、DFラインの裏にバックステップからヘディングができないくらいの裏返されるボールを入れられ…マイボールにしてもワントップに入ったジエゴの足にボールがつかず…ずっと守っている気分になる立ち上がり。鹿島のCB昌子源が試合後に、「(鹿島の)前半の切り替えは物凄く速かった」と言ったくらいなので、前半の切り替えは鹿島らしさを出せたレベルだったはず。

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