ヴォルティススタジアム

【山形vs徳島】吉田達磨監督記者会見コメント「本当に勝つ事に対しての執念やこだわる気持ちが見えた90分だったと思います」

■明治安田生命J2リーグ 第37節
10月1日(日)山形 0-1 徳島(14:03KICK OFF/NDスタ/7,329人)
得点者:34’安部崇士(徳島)
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〇吉田達磨監督
ホームで2連敗してここへ来ました。久々の14時からの試合で、バスと飛行機を乗り継いで移動してきました。気候も山形の寒さではなくそれなりに暑い気候の中で、何か嫌だなとか難しそうだなとか思おうと思えば思えるような試合の背景だったと思います。
ただ、サポーターの姿も見えて、少しずつ選手の気持ちが試合に向かいはじめて、今日は本当に僕が監督に就任してから、いつもハードワークしている選手達ですけど、本当に勝つ事に対しての執念やこだわる気持ちが見えた90分だったと思います。
ヒヤッとするシーンや相手のボランチの選手や後藤選手、藤本選手の抜け出し、チアゴアウベス選手にも抜け出されるシーンもありました。ただそれは山形さんが得意としている部分なので、多少割られてもその後しっかりカバーして、守りきってくれたと思います。

勝点3を取った事は僕たちにとって本当に大きな事です。ただ、連敗前に勝点を取っていた事で、もしかしたらどこかに緩みとまではいかないまでも少し違った気持ちがあったかもしれません。本当はもっと貪欲に勝点3だけを目指す、勝点3が取れない内容の時は死ぬ気で勝点1をもぎ取らなければいけない姿勢が、欠けていたのかもしれません。

また今日勝ちましたが、僕たちは残り4試合です。一度スイッチを切って、残り4試合で少しでも上に、粘り強くどんな時も勝点3を目指して、どんな時でも最低勝点1を拾う、そういう強い気持ちを持って、これからも戦っていきたいと思います。

Q:前半、山形にボールを握られるシーンも多かったですが、あえて持たせていた所もあったのでしょうか?
いや、持たれました。持たれたという表現よりも僕たちが持てなかったという方になると思います。僕たちがたぶん持てる時間を作ればおそらく相手に持たれる時間も減ったはずですが、選手達がというよりも僕がゴール前のシーンをもっと増やせと(指示していました)。とにかく手数を出せと、今週は練習から口を酸っぱく言ってきました。ですのでドカンと打って攻撃が終わる事がどうしてもあったので、自分達が持てれば持たれる時間も減ったと思います。ただ、自分達の時間ではない時の過ごし方は、久しぶりにしっかりと見えたなと思います。

Q:今日は落ち着いて守備が安定しているように見えました。リードを奪ってからも後半も守備に力を入れる指示をされていたのでしょうか?
指示があったと言えばありましたが、もっと細かい指示がありました。やられている印象はなかったんですが、やられたいくつかのシーンが基本に立ち返る部分で言えば僕たちからしたらやられてはいけないやられ方だったので、その立ち返りや振り返りはしました。出ていくところで相手のボランチやCBも上手ですが、そこにプレッシャーのかけ方について、誰と誰がコミュニケーションを取って、いつ出ていくのかだけは整理しましたが、後は選手達が中を通させずに外へボールを押し出して取れる瞬間を逃さないように、最後までやり続けてくれました。

Q:残留を大きく引き寄せる勝点3でした。
ここ2試合、残留を争う順位の近い相手との対戦で、大宮さんとは順位は離れていますが、ホームでしたし勝たなければいけない、もしくは相手に勝点を与えてはいけない試合で連敗してしまいました。ここで3連敗して勝点41でいるのと勝点44で上昇がかすかに見えるのとでは大きな違いがあります。僕たちは1試合少ないので、今日の勝点3はポイントとしては本当に大きかったと思います。ただ、何か決まったわけでないですし、数字上で決まるまではしぶとくやらなくてはいけないですし、それが早く見えるようにしたいです。そればかりを思っていてはいけないのですが、しっかりと休んだ後にも残り試合しっかりと戦い抜いていきたいと思います。

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