ヴォルティススタジアム

【金沢vs徳島】試合フォトレポート:西谷のゴールを全員で守り抜き、今季初の連勝!吉田監督体制初戦を勝利で飾る。

■明治安田生命J2リーグ 第32節
8月26日(土)金沢 0-1 徳島(19:03KICK OFF/石川西部/4,874人)
得点者:39’西谷和希(徳島)
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今週、監督交代という大きな決断したチームは、吉田達磨監督を迎え勝点差1差の20位・ツエーゲン金沢と対戦した。


永木亮太が移籍後初スタメン、中盤の右サイドには棚橋が起用された他は前節と同じメンバーで臨んだ。

開始直後の3分、柿谷と森海渡のワンツーから柿谷が決定機を迎えると、21分にも白井のパスから柿谷がスルーしたボールから棚橋、29分には森海渡がドリブルで持ち込みシュートを放つが、いずれもGKに防がれてしまう。チャンスを作りながらゴールを揺らせない時間が続くが39分、永木の縦パスを受けた棚橋が侵入。「前を向いた状態だったので、あそこの位置で縦に仕掛けることができました(棚橋)」とクロスを入れると、「ゴールへの嗅覚のある柿谷選手が飛び込んでくれてDF2枚引き付けてくれて、自分はファーに入っていくことができました」と柿谷の背後でボールを受けた西谷が左足を振り抜きゴール!先制点を奪う。

ゴール後、吉田達磨監督をはじめベンチに駆け寄る選手たち。

前半1点リードで迎えた後半、ホームの金沢もFWの選手を入れ替え、より前から徳島のDFラインにプレッシャーがかかるように変更すると、徳島もロングフィードで相手の背後を狙うシーンが増えるようになる。最初の交代は60分、棚橋に代えて西野が投入すると、72分には石尾と杉本を投入。システムを3バックに変更する。

試合終盤になると、クロス、セットプレーやシュートシーンも多くなったが「剥がされたとしても最後のところで体を張って守れれば勝てると思っていました。今まで最後の最後で点を取られる苦い思いをしているので、その教訓があるからこそ全員が声を掛け合いながら絶対やらせない雰囲気ができた(森昂大)」と金沢をシャットアウト。1点を守り抜き今季初の連勝を達成した。

試合後、サポーターの声援に応える西谷

試合後「今日は本当にほっとしましたし、安心しました。これだけ多く来てくれたサポーターの皆さんに勝点3と笑顔と夏休みの思い出を持って帰ってもらえてよかったです。また、私と交代したベニャートラバイン前監督にも、おめでとうと贈りたいと思います」と、短い準備期間の中での率直な思いを話した吉田達磨監督。

金沢に勝利し順位は暫定で16位まであげたものの、「変わらず厳しい戦いになります。自分たちの置かれている立場はまだ変わらない(棚橋)」とまだまだ安心できる位置ではない。残り10試合、残留を確定させ少しでも上の順位を目指し、厳しい戦いは続く。

□試合フォト

(残り 84文字/全文: 1338文字)

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