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【広島 0-0 C大阪-前編-】小菊監督の戦略がつくった前半

「はじまりの地 ビッグアーチ 沢山の思い出をありがとう」

C大阪サポーターが掲げた横断幕に、佐々木翔は反応した。

「本当に感動しました。ありがたい」

1995年3月18日、C大阪が初めてJリーグの舞台で戦ったのが、当時広島ビッグアーチと呼ばれていたエディオンスタジアム広島だった。そしてその試合で、C大阪は延長後半(当時のJリーグはVゴール方式の延長戦があった)、山橋貴史のゴールでC大阪が勝ち、彼らにとってのJ初勝利も、エディオンスタジアム広島。だからこそ「はじまりの地」と彼らは表現したのである。

以降、広島とC大阪は互いに切磋琢磨を続けてきた。

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