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【サンフレッチェ広島レジーナ 1-3 日テレ・東京ヴェルディベレーザ】恐るべき才能・塩田満彩

木﨑あおいのクロスが、フワリとあがった。中に入ってきたのは、日本代表FWの植木理子。この日もシュートを決めているストライカーで、ベレーザで最も危険な選手だといっていい。

植木に対応したのは、中村楓。身体を寄せて弾いた。セカンドボールは、木稲瑠那が抑えた。

この瞬間、塩田満彩が素早い切り替えを見せる。木稲のすぐ側にいた塩田はスプリントを開始。木稲からボールを受けると、そのままドリブルをスタートさせた。

運ぶ、運ぶ。さらに運ぶ。

素晴らしいスピードだ。

この日、先制点に絡むなど大活躍をみせていた16歳、ベレーザのスピードスター・松永未夢も届かない。

ハーフウェイラインを超えた。約50mのスプリント、そしてドリブル。

さあ、どうする。

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