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【広島 0-2 大宮V】仙田信吾社長会見/試合中に起きた旗とバトンの落下事故について※無料記事

仙田●本日、行われましたWEリーグ・サンフレッチェ広島レジーナ対大宮アルディージャVENTUS戦の後半が始まってまもなくのところ(後半4分あたり)で、(バックスタンド上に掲揚していた)旗と、支えていたバトンが落下をいたしました。その場面は多くのお客様も見ていたし、選手たちも音で感じたと思います。

 レジーナの試合はバックスタンドは(開放しておらず)お客様を入れておりませんので、ケガ人はありませんでした。しかし、旗が落ちるという事態は、私どもも全く、想定していなかったこと。この施設の所有者でもある広島市さん、スタジアムの建設にあたった関係の方々に今、(スタジアムに)来ていただいてですね、どうしてそういうことが起こってしまったのか、原因究明をとにかく急いで、しっかりとやっていこうと考えているところです(追記:試合後、広島市と建設を担当した大成建設の担当者が現場に来て、サンフレッチェ広島のスタッフと共に検証。明日以降も現場検証を続け、早急な原因究明と対策構築を講じる)

……落ちたものの素材等については?

仙田●素材が何なのか、それは現在のところ、わかりません。今は現場をそのまま手付かずで(原因究明のために現状保存が必要なので)残しておかなければいけないということ。私も(落ちた場所近くには行けず)ちょっと離れたところから現場を見るしかありませんでした。旗とそれを支える竿状のもの(バトン)が落ちていました(後にバトンの長さは15m、重さは約70キロ、素材はステンレス製であることが判明。40mの高さから落下したこともわかった)

……バックスタンドに観客の方もたくさんいるという状況で、もしこういった事故が起きたとしたらと考えると……。社長としてはこの事態を、どのように受け止めていらっしゃいますか。

仙田●おっしゃる通りです。男子の試合であれば(バックスタンドを開放しているので)大変なことになっていた可能性があります。まずはとにかく、徹底的な原因究明。(このスタジアムではああいう形で)掲揚しているのは旗だけであると我々は認識しています。ですので、旗はもう、同じところには掲揚しない。それは最低限、やっていこうと考えています。

 次の試合が控えていますので、それに向けて万全の安全対策を作っていこうと、行政の皆さん、建設に当たったみなさんと、これから対処してまいります。

……ボールパーソンの方などが近くにいらっしゃったと思うんですけども、そういう方々の被害については。

仙田●お怪我があったという報告を受けておりません。

……今後について。

仙田●私どもとしても、想定を超えた出来事であったのは確かです。しかし、起こしてはいけないことであることも間違いない。なので、本当に再発防止を務めないといけない。2度とこういうことがないように、まずはリスクを回避していくことを徹底的にやらなければいけないし、そこから始めていこうと思っております。その上で、とにかく早く原因究明をしていきたい。いろいろとご心配をおかけして、本当に申し訳ありません。

……下の座席の破損とかは。

仙田●見た限りでは、なかったです。

……代表戦では、国旗掲揚等もあると思うんですが。

仙田●おっしゃる通りですね。6月11日に代表の試合がこのスタジアムで行われます。万が一のことがないように慎重に慎重に対策を練り、対処していこうと思います。

……確認なんですけど、あの場所には次の試合では、旗を掲げないということですね。

仙田●そうですね。

……5月15日の鹿島戦が中止になる可能性は?

仙田●今現在は、考えておりません。

……上空の風が強かったと思うんですけど、それが原因とは?

仙田●(原因の1つには)風があるかもしれません。このスタジアムでは、天然芝の養生のために日当たりと風通しが非常に大きなテーマになっております。風を排除するというよりもむしろ、風通しを良くするというのがこのスタジアムの特徴です。

 本当にご心配をおかけしました。しっかりとした対策をとっていきますので、どうぞご理解を、よろしくお願いいたします。

 

(了)

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