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【広島対I神戸/試合前コメント】中村伸監督・中嶋淑乃・立花葉・木稲瑠那・齋原みず稀・小川愛・塩田満彩・呉屋絵理子

中村伸監督/しっかりと狙いをもって闘っていく


……ジュニアユースとのトレーニングマッチも、この中断期間に行いましたね。

中村●当然、次のI神戸戦に向けてということになりますね。ジュニアユースの選手たちのスピード感やちょっとした強さのところはいいシミュレーションになるかなと思っていました。形もI神戸を意識して(ジュニアユースら)変えてもらったんで、強度のところも含めて、いいゲームができたかなと思っています。

……あの試合では、開始10分ぐらいの落ち着きがない状況下で2点を取られてしまったんですけど、そこから先はいい守備からいい攻撃もできていたと思います。

中村●はい、そうですね。途中で選手たちには話したんですが、どのゲームも相手のスピードなどにちょっと戸惑うというか、上回られる時間帯というのはある。そういう時間でも、自分たちがしたたかに強度を上げて、つながりを持ってしのぐ、我慢する。そういうことができるようなチームになっていきたい。

 その後、少し慣れてからというか、自分たちのリズムを作ってトライしてくれたところと、守備でしっかりと狙いを持って強度を持ってやってくれたところは、次の神戸戦に繋げていけるかなという印象ではあります。

……特にゴールシーンは、小川選手のいい守備から始まりました。ああいうプレーは、WEリーグでも十分、再現できるようになっていきたい。

中村●はい。当然、今シーズンはああいう形から自分たちのゴールにしていこうと取り組んでいます。本当にいい形で、ゴールにつなげてくれたなと思います。ああいう場面をどれだけ増やしていけるか、そこで生まれたチャンスを確実にものにしていけるかってところは、引き続きやっていきたい。

……ジュニアユースとの試合では、前半はコンビネーションで攻撃を作るところが難しかったようですが、後半はかなりいい関係性が生まれましたね。

中村●そうですね。前半に感じてた課題に取り組み、後半は同じ形のまま少しつながりを持ってやれましたし、違う形でトライして自分たちの良さを表現するところも、みんながしっかり狙いを持ってやってくれたとは思います。当然、それを得点につなげないと意味がないので、そこに持っていけるよう、今後も引き続きやっていきたいなと思っています。

……最近、先発で使われている塩田選手はかなり成長してると思うんですが、一番のいいところは?

中村●言われていることに対して、常に前向きにトライできるところですね。ゲームの中で自分のやれることをどう生かしていくか、味方をどうやってうまく生かしていくか、そのためにプレーするというところは、少しずつ理解しながらやっていけている。よくやってくれていると思います。

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