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【THIS IS FOOTBALL】リーダーの仕事は決断

今朝アップした「【SIFMACLUBNEWS】名古屋・風間八宏監督解任の広島に与える影響について」の記事について、名古屋が「一部報道機関より、風間八宏監督に関する報道がございましたが、当社が発表したものではございません」と発表されたことを受け、削除させていただきます。報道によれば、名古屋・小西工己社長は「順次クラブで決まったことは公式で発表させていただきます」とコメントされたということ。ひとまずは、名古屋の発表を待ちたいと思います。

それにしても広島が今、J1残留争いからは遠い場所にいることに対し、感謝の想いしかない。もちろん、タイトルが欲しいのは言うまでもないが、シーズンを戦うにあたり、最初のミッションは「残留」である。来季も日本一を争う場所に立つということだ。最高に娯楽性の高い、クオリティ抜群のサッカーを広島が演じたのは2008年シーズンだが、この時はJ2。全国的な注目はほぼ集めなかった。サポーターの数も平均1万人をようやく上回った程度。あの素晴らしいサッカーに全く相応しくない舞台だったのだ。

ただ、あの時にミハイロ・ペトロヴィッチ監督を交代させなかったことが、その後の優勝につながった。それは、広島サポーターであれば理解している歴史である。今でこそ称賛されていることではあるが、当時は激しい批判と非難が寄せられたことも知られている。ただ、2019年の今、2007年当時を振り返ると、当時の久保允誉社長(現会長)がどああいう決断を行ったという事実は、本当に重い。もし、あの決断がなかったら、今も広島はJ1にいなかったかもしれないからだ。

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