縦に紡ぎし湘南の

【横編み日記】2daysだJ!福島対町田試合後コメント(栗原圭介監督、村岡拓哉選手、福岡将太選手、中村祐也選手)

「2daysだJ!」2日目、BMWスタジアムでは、湘南が提携するJ3福島のホームゲームが開催された。アウェイの町田が前半から主導権を握るなか、決定機を阻みつつカウンターで応戦する福島は71分、村岡拓哉が鮮やかに決めて先制した。ビハインドを負った町田も89分、鈴木孝司のゴールで追いつき、ゲームは1-1で決着した。

栗原圭介監督(福島)
「選手がしっかり対応してプレーしてくれたことが結果に繋がった」
○総括
今日は町田さんにずっと主導権を握られ、非常に苦しいゲームでした。そんななか、最後はやらせないというところで耐えながら前半を終え、後半も引き続きその状態が続いたなかで、途中ひとを入れ替え、形を少し変えたなかで点を取れた。そこまではよかったんですが、最後町田さんのパワープレーでやられてしまったのが非常に残念でした。久しぶりに相手に主導権を握られ続けてやられたのは非常に悔しい。そんななかでも得点を取り、勝ちに繋げられるところまで行けたのは収穫ではありましたが、やはり最後あそこで勝ち切れるチームになりたいし、ならないと上には行けないと感じたので、次に繋げたいと思います。

○提携している湘南のホームスタジアムでホームゲームをやるということに関して、感想を聞かせてください。
福島と湘南の提携という繋がりから生まれたことで、湘南ベルマーレの皆さまの協力があってこそ実現したことなので、まずはほんとうにベルマーレの関係者の皆さまに感謝の気持ちを述べたいと思います。サポーターの皆さまも、湘南のサポーター、そして福島のサポーターと交りながら、一緒に声援をしていただいたことをほんとうにうれしく思いますし、こういう形で繋がりがどんどん広がって、クラブ間もそうですし、地域の皆さん、サポーターの皆さん同士の関わりが増えることでいろんな交流が深まると、より有意義な提携、またこういう試みになるんじゃないかなと思います。

○途中で布陣を変えた意図とその変更が得点にどう影響したか、どのように考えていますか?
本来なら変えずに勝ち切りたいというのが本音だったんですけど、残念ながらマッチアップの状態では町田さんのほうがまだまだ1枚上手で、スピード感で押されてしまったのが現状というところで、次はそこをまず、それでも相手を外して主導権を取るという質までチームを上げたいと思います。ただ今日は明らかにその意味では相手のほうが上だったので、少し変えながら変化を生ませたいなというところで変更を行ないました。ワイドの選手がフリーになるのではないかというところを期待してやって、その形が生まれたことに対してはうれしく思います。茂木が前に行ったことで起点になってくれたことと、村岡が最後しっかり決めたというところで、選手がしっかりやってくれたことで結果に繋がったので、私というよりは選手がしっかり対応してプレーしてくれたことが結果に繋がったと思います。

○主導権をずっと握られた要因は?
やはり相手のほうが速い分どうしても受けてしまう。そこを勇気を持ってプレスに行くのかというところでは、もしかしたらリスクを負って行けばもう少しこっちのリズムになったとは思うんですけど、逆にスペースが空いてやられるシーンもあると考えたので、前半は致し方ないかなと私は感じていました。要因としては、やはりそのスピード感、プレスに行ったときの連動性、セカンドボールの反応が相手のほうが速かった。もう2つ目は、セカンドボールまで拾えたんですけど、そのあとが遅いのでまたプレッシャーにかかってしまう。奪ったボールをもっと素早く動かし相手を外して時間をつくれると、こっちが持てるよというところはハーフタイムに話をしました。それができないなら素早く背後を取り、また押し上げるという判断も、前回に引き続きなんですけど、まだまだそのスピード感が足りない分こっちに持ってこられなかったなとは思います。

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