「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】沖縄とフロンターレのボランティアが交流

中城村での合宿最終日。選手がいなくなったグラウンド脇に記念撮影するグループの姿があった。

彼らは沖縄とフロンターレでボランティアをやられているみなさん。フロンターレ側からは6人の方がこられたとのこと。

ちなみにフロンターレでは、ボランティアの活動領域ごとに10人のチューターという責任者を立て、運営をお願いしているとのことだが、今回はその10人中6人が沖縄を訪問したという。

8日の練習と、9日の札幌戦の会場で、ボランティア活動を共同で行ったとのこと。

ちなみに沖縄ではまだボランティア活動がそこまで浸透していないそうで、国内でも有数の登録者数になっているというフロンターレのボランティアの運営の実態や実際の活動などを見てもらう、という場でもあったという。

今回の試みについて、沖縄側の参加者は次のような感想を口に。

・手登根雄次さん(スポーツボランティア沖縄代表)
「刺激はかなり受けました。刺激しかない、という感じでした。沖縄はボランティア文化が根付いてなくて、また臨機応変さが出せないところがあります。その場その場での動きが鈍いところがあるのですが、(フロンターレのボランティアさんは)急な要請が入ってきた時に機敏に動いてくれてたり、その場その場での判断が速いと感じました」

・糸洲慧美さん
「プロというか、意識が高いというか。すごいと思いました。試合は撮影禁止でしたが、その中で撮影されてる方がいて、そしたらすぐに行って注意されてて。そういう部分の意識が高いと思いましたし、伝え方もうまかったです。あとは主体的に動かれているなと。自分たちで回すという意識をすごく感じました」

今回の交流会は、フロンターレ側の参加者の一人である齋藤千穂さんが昨年末の2019年12月16日に、中城村で行われたボランティアの座談会に出席したことがきっかけになったとのこと。

昨年末の会議では、沖縄にボランティアを根付かせるためにどうすればいいのか、というような議題で意見交換。その流れで「今度二次合宿の時に来ます」と話していた齋藤さんが、結果的にボランティア仲間を連れてきた形になったそうだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

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