「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第4節 川崎vs新潟 プレビュー】中盤でどこまで保持率を高められるのかがポイント。等々力での今季初勝利を目指す(2257文字)

moriya

山形戦で露呈したのは、中盤の構成力が低下した状態では相手のプレスをまともに受けてしまうという問題だった。最前線からプレスを受けたフロンターレは、次々に山形の選手に捕まり、パスが引っかかり、ペースを握られてしまう。結果的に0−1で敗戦したのはある程度必然的なものだったといえる。

【J1 1st. 第3節 山形vs川崎 レポート】ハードワークする山形に対し「みんなボールを貰いたくない。リズムが取れなかった」(大久保嘉人)という状態に。結局0-1での敗戦となる(1862文字)
https://www3.targma.jp/kawasaki/2015/03/23/post1399/

 

 

この山形戦に続いて行われた中央大学との練習試合は内容的には満足の行くもので、相手を押し込むというテーマにある程度沿った試合になっていた。
中央大学は、全体コンパクトにして前線からプレスを掛けてくるという点で新潟に通じるものがあり、そういう意味でもいいシミュレーションになっていた。

【練習試合 川崎vs中央大学 レポート】「今日は相手チームを押し込んで、やろうというのがテーマの一つだった」(小宮山尊信)との試合は、一定の収穫を手にする形となる
https://www3.targma.jp/kawasaki/2015/03/28/post1501/

 

 

山形、中央大の2試合を終え、新潟戦に向けて考えられる課題があるとすれば、緩急をうまく付けるということだろう。新潟は、2月21日に練習試合で対戦した際も、リーグ戦が始まってからもそうだが、全体をコンパクトにしてプレッシャーをかけ、相手のパスミスを誘発させる形でカウンターを狙ってくる。相手選手のパスコースを限定して苦し紛れのパスを出させ、インターセプトからの素早い逆襲を狙っており、軽いプレーは許されない。

また新潟は最終ラインの裏にスペースを作ってくる。だからこそ、そこが狙い目に見えるのだが、新潟もそれはわかっておりそう簡単な話でもない。新潟の最終ラインの裏を狙うスルーパスがカットされた場合、攻守が入れ替わり、新潟のカウンターの起点ともなりうるものでリスクを背負う攻撃だとも言える。そういう意味で、パス回しは慎重に行う必要がある。そこでチームに朗報となるのが森谷賢太郎と、大島僚太の戦線への復帰だ。

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