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金沢U-18は和倉ユース予選リーグを2位通過

和倉ユースは本日で予選リーグの3試合が終了。グループFで大津、桐蔭学園、帝京と対戦した金沢U-18は1勝1分1敗の勝点4、得失点+1でグループ2位。明日からは順位決定トーナメントに臨むこととなった。

 

最終戦で初勝利

 

グループで首位になるか、グループBFJの2位チームの中でトップになれば一番上のトーナメント(決勝トーナメント)に進むことができる。開幕戦で大津に0−2で敗れたため、今日の2試合、金沢は2連勝を期して臨んだ。

 

まずは午前中の桐蔭学園戦。ジリジリする試合展開が続くなか、40分(30分ハーフ)にミドルシュートを決められて追いかける立場に。しかしその直後にコーナーキックから島野竜太朗が打点の高いヘディングシュートを決めて同点に追いつく。試合はそのまま1−1で終了となった。

 

午後は帝京と対戦。プリンス関東1部の強豪ということで難しい試合になることが予想されたが開始20秒もたたないうちに井上龍昇が裏に抜け出し、先制点を奪う。その後は守りながらカウンターを狙う展開が続く。守備の時間が長かったが、それでも井上の前半のうちにも何度か決定機を迎える。

 

1−0のまま迎えた後半も守勢に回っていたが、キーパーの日浅偉吹らを中心にディフェンス陣が体を張った守りを見せる。すると39分、途中出場の相川朋輝が抜け出し、キーパーもかわしてゴール。さらに53分にもうまく奪い返したところから最後はまたも相川がゴールを決めて3−0。そのまま試合をクローズさせ、今大会初勝利を収めた。

 

2試合続けて流れを変えた相川朋輝

 

2日目、目立っていたのはMF相川朋輝。シーズン序盤はU-17チームで戦っていたという2年生は、北信越クラブユース選手権後からプリンスリーグを戦うU-18に合流。キャプテンの高橋祐翔も「いまノッている」と認める新進気鋭の16歳が今日の2試合でも途中出場で流れを変えた。

 

まずは午前中の桐蔭学園戦。前半終了直前にピッチに入ると、すぐに抜け出してキーパーと1対1になる場面をつくる。そしてビハインドで迎えた後半も裏に抜け出してコーナーキックを得ると、それが島野の同点ゴールに繋がった。

 

午後の帝京戦もベンチから虎視眈々とチャンスを狙っていた相川。「暑い中、味方が頑張って1−0で繋いでくれていた。自分が点をとって楽にさせてやるんだという気持ちで入った」という言葉通り、残り20分で投入されると、その直後に追加点を奪う。「(ポジションは)サイドだったけど、点をとるんだという意識で中に走って最後はキーパーを見て流し込んだ。3点目も同じように点をとるんだという気持ちで、中で(クロスが)くると思って待っていた」。

 

今日のプレーを見てスピードや背後への抜け出しが得意なアタッカーかと思ったが、本人いわく「テクニック(+スピード)」が武器だという。キャプテンも「中学時代にフットサルもやっていて、そこで培った技術はチーム屈指」だと補足してくれた。

 

予選リーグではプレミアリーグの大津、プリンス関東1部の帝京、同2部の桐蔭学園という強豪と対戦し、「プレスの質とか中盤のボールの持ち方などはうまいなと感じる。自分たちよりも上のところがたくさんあるので、そういうところを磨いて、この大会で成長していきたい」という相川。大会はあと3日。まだまだ全国の強豪と戦うチャンスは残っている。

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