「必然の」完封勝利【第9節・いわき戦レビュー】
厳しい日程のなかでの完全ターンオーバー。プレビューでは昨年のこともあり、「試合後に『いわきのサッカー、気持ちよかったな』と観客に思わせてしまったら、勝敗以前にプロサッカー選手としての敗北だ」と書いた。しかし、そんな心配は杞憂に終わった。金沢の選手たちは寒いなか、仕事終わりに駆けつけたホームサポーターに、それでも金を払って見るべき価値のある試合を提供した。
レギュラー組と比べると決して派手さはなかったかもしれない。それでも出場した選手たちはチームとしての狙いを徹底し、自分たちができること、やるべきことを愚直にやり続けた。勝ったから素晴らしいのではない。チームとして戦う姿を90分間見せ続けたことに価値がある。試合に出られないからといって腐ることなく、準備をし続け、巡ってきた出番でしっかり仕事を果たしたプロフェッショナルたちに大きな拍手を!
(残り 2102文字/全文: 2479文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ