徳島戦で「やり損ねた」からこそ募る思い【第39節・福岡戦プレビュー】
今シーズン最後の5連戦。その5試合目に待っているのはアウェイでの福岡戦。福岡は長崎に勝点4差をつけて現在2位。前節を終えて3位に「1ゲーム以上」の差をつけたことで少しは余裕ができたが、最終節には徳島戦を残している。そこまでに昇格を決められていなければ、かなり難しい試合になることが予想されるため、昇格を決め最終節を「消化試合」(もしくは優勝だけを争う試合)として迎えたいはず。ここから3連勝すればそれが叶うため、この金沢戦も必勝体制で臨んでくるだろう。
残念ながら現状では金沢と福岡の差は明らかで、とくに守備の堅さには大きな差がある。福岡は38試合を消化した時点で27失点、1試合平均0.71とリーグ最少。一方の金沢は60失点、1試合平均1.58はリーグワーストの山口に次ぐ数字となっている。普段なら「1失点は覚悟のうえ。2点以上とって勝てばいいだけ」というところだが、福岡は複数失点を喫したのが今シーズン6回しかなく、チームが出来あがってきた後半戦に至っては磐田戦一度のみだ。そのため、今回は1失点した時点で勝点3に黄信号が灯ることになると考えておいたほうがいいだろう。
福岡は激しい。ガンガン前から奪いにくる。切り替えも早い。金沢と少し似たところもあるが、引くときはかなり強固なブロックを敷く。柳下正明監督はおもしろい言葉で福岡を表してくれた。
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