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自分たちの力を信じ、落ち着いた試合運びで“勝ち方”を確認したFC岐阜。カターレ富山を相手に今後の基準となる貴重な1勝【J3第17節「カターレ富山vs.FC岐阜」マッチレポート】

 

戦う集団になった。©FC GIFU


 9月22日、FC岐阜は富山県総合運動公園陸上競技場でJ3第17節に臨み、カターレ富山と対戦。前半29分に右コーナーキックからの武颯のヘディングシュートで富山に先制点を許したが、後半に2ゴールをマークし、2-1の勝利を収めた。ここまで勝った試合はすべて先制点を挙げていて、逆転勝利は今シーズン初。
 休養のゼムノビッチ ズドラブコ監督に代わって指揮を執る仲田建二ヘッドコーチはハーフタイムコメントと試合後の会見でそれぞれ、点は獲れるから1点をリードされても焦るな――というメッセージを選手たちに伝えていた。ここが肝だった。カターレ富山を相手にした場合、セットプレーによる失点か事故的な失点で先制される可能性は低くない。1失点を織り込み済みで戦うべき相手だった。ここで自分たちに得点力がないと思えば焦りも生じるが、仲田ヘッドコーチは自分たちには2点を獲る力があると信じさせた。得点出来ると思えば、1点を先行されても慌てずにプレー出来る。まして、この日6試合ぶりに出場した橋口拓哉が言うようにセットプレーでの失点であり、守備組織を崩されたわけではない。ファーサイドの3人が武を視界から離してシュートを許したことは反省しなければならないが、それは切り離せる問題だ。
 

仲田建二ヘッドコーチが指揮を執った。©FC GIFU


 個の力に関しては、岐阜は

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