竹田忠嗣がアンカーを務める”タダシステム”で前半45分間を完封! かつ大西遼太郎のJ初ゴールを含む2点リードで福島撃破に向け好感触が漂うも、雷雨による中断で決着には至らず【J3第11節「福島ユナイテッドFCvs.FC岐阜」レポート】
8月22日、FC岐阜は郡山西部サッカー場でJ3第11節に臨み、福島ユナイテッドFCと対戦。前半45分間を終えて2-0とし、リードを奪っていたが、雷雨により後半45分間を残して中断。試合はそのまま中止となった。
この試合の扱いを決めるに当たってはJリーグ規約第63条が適用され、中断時点で試合成立、頭から再開、中断時点から再開のうちどれかをチェアマンが決めることになる。しかし条件は明文化されておらず、過去の事例からすれば協議によって決まり、おそらくは未消化となっている後半45分間の再試合を実施するのではないかと思われる。
どれだけの時間を消化していたか、スコアは動いていたかによっても判断は分かれる。Jリーグでの中断からの再試合は後半途中まで進んだ状態からのものがほとんどで、ちょうど試合の半分を消化していて今回のケースに近い事例は2002年のスペインリーグ、ベティスvs.レアルマドリー。当時、日本でも大きく報道されたのでご記憶の方も多いかもしれないが、ベティスが1点をリードした前半45分に照明設備のトラブルで中断してしまったため、前半のアディショナルタイムと後半45分間の再試合をおこなった。このときは後半にマドリーが得点を挙げて同点に追いついたが、くしくも岐阜は2点をリードしていてベティスに似た立場。フレッシュな状態での再試合となり、勢いが変わってしまうのは往々にしてあることで、岐阜にとっては喜ばしい状況ではないが、もし中断時点からの再開となった場合は、なんとしてもリードを守りあるいは拡げ、3ポイントを奪いたいものだ。
◆カチッと嵌まった4-1-4-1システム
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