危なげない完封劇。「選んでもらっている以上は責任のあるプレーをしないといけない」。ストロングヘッダー橋口拓哉のJ初先制弾を皮切りに豪快な3ゴールを挙げ、ガンバブランドの俊英を退けて今季初の連勝【J3第6節「FC岐阜vs.ガンバ大阪U-23」マッチレポート】
ガンバ大阪のセカンドチームに危なげない勝利──。
7月26日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第6節に臨み、ガンバ大阪U-23と対戦。前半の2ゴールによるリードを保って優勢に試合を運び、最後に1点を加えて3-0の勝利を収めた。これで岐阜はAC長野パルセイロと並ぶ勝点11で5位に浮上した。
大雨に見舞われた第3節カマタマーレ讃岐戦を思い起こさせる雨天。長い時間無得点がつづけば重苦しい雰囲気になるかもしれない。しかし、同じ轍を踏むことはなかった。前半21分三島頌平の左コーナーキックを身長190cmのストロングヘッダー橋口拓哉が頭で叩き込み先制すると、34分に高崎寛之のパスを受けた中島賢星が右足で、試合終了間際の後半49分に大西遼太郎の浮き球に対して富樫佑太が飛び込むようなヘディングで追加点を挙げて3-0とし、完勝。危なげのない試合運びで今シーズン初となる連勝を飾った。
「長身の選手がいるにもかかわらず、ぼくたちにはセットプレーでの得点がない。そんな状況で、全体練習のあと、キッカーの選手たちがコーナーキックやフリーキックの練習に加わってくれていた。(そのおかげで)あそこに来ると信じて合わせることができた」
少しずつ積み重ねてきたゴールのかたち。セットプレーに対してゾーンで守るガンバを分析した結果と合わせた攻略成功弾が、ここまで5試合5ゴールだったこのチームに、複数得点の扉を開けさせた。
◆ピッチコンディションに対応した全緑の男たち
(残り 2355文字/全文: 3251文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ