プランを遂行できなかったFC岐阜。1トップ戦術が機能しなかった理由とは【J2第33節レポート第2報】
水戸ホーリーホックに挑んだJ2第33節の後半、風上に立ったFC岐阜は、1トップの前田遼一に長いボールを当て、それを拾って押し上げるという狙いでピッチに臨んだ。そのやり方を十分に実践できなかったのはなぜなのか。
◆後半のピッチで何が起きていたのか
4-1-4-1の布陣を敷き、アンカーの前方に、前に出ていける塚川孝輝と宮本航汰を置いて、前田遼一に入ったボールのこぼれを拾ってから展開する。これが後半のプランだったが、塚川は1トップである前田のすぐ近くでトップ下を務める、または2トップを構成しているかのように見えた。これには理由があった。
塚川はこう証言した。
「(布陣は)4-1-4-1だったんですが、
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