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警戒していたイ ヨンジェと仲間隼斗に屈したFC岐阜、リスクを負った攻撃も実らず完封負け【J2第32節レポート】

 

當間建文を含むディフェンスライン、粟飯原尚平を含む攻撃陣が共に機能したが結果にあらわすことができなかった。 ©FC GIFU


 9月14日、FC岐阜はシティライトスタジアムでJ2第32節に臨み、ファジアーノ岡山に0-2で敗れた。今季の岡山が持つ強さを「イ ヨンジェと仲間隼斗が決めているということ」と喝破していた北野誠監督だったが、そのふたりにスーパーなゴールを決められてしまった。
 岡山の4本に対して9本と、シュート数は岐阜のほうが多かった一戦。後半30分に押し込もうとした當間建文のシュートはゴールラインを越えていないと判定されるなど惜しい場面をつくりつつも無得点に終わった。試合後、當間は「あの場面は押し込みたいという気持ちが出た。とにかく残念」と悔しがった。もし決まっていれば1-1の同点となり、ゲームの流れが変わっていたかもしれない。
 進歩が見られた内容に見合う結果を得られず、無念の完封負けとなった。
 
◆無念の失点
 
 序盤から北野監督のロジカルな攻め方が見てとれた。前半は中央の守りを固める岡山に対して外から攻めるなどリスクを低減しつつ、前からプレッシャーをかけて岡山の攻撃を防ぎ、慎重かつ大胆な戦いぶり。これによって両チームともシュート数が少ない緊迫感ある展開となったが、前半25分、上田康太がウラへと出した浮き球を、これに反応したイ ヨンジェが左足でダイレクトに叩きゴールを捉える。よく抑えていた岐阜だったが、難度の高い一撃を決めるイ ヨンジェのクオリティも手伝い、先制を許してしまった。「1失点目は

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