北野監督の初陣は衝撃的な大敗。4失点の対価に得た成果をもとに立ち上がることができるか【J2第19節レポート第1報/タビナス ジェファーソンとの一問一答】

大敗でのスタートとなった北野誠監督。現状から眼を逸らさず、課題を整理して次節への準備を進める。
6連敗中だったFC岐阜は6月22日、維新みらいふスタジアムでJ2第19節に臨み、レノファ山口FCと対戦。0-4で敗れ、連敗を7に伸ばした。これで15試合連続、対戦相手に先制点を許したことになる。スコアを見れば、ぐうの音も出ない完敗。しかし新任の北野誠監督は逃げも隠れもせず、ゴール裏に陣取った岐阜サポーターのもとへとひとりで挨拶に訪れた。記者会見での説明も明快だった。三日間の準備期間で、出来たことと出来なかったこと、それぞれがはっきりしていた。狙いを持って挑んだ結果だった。
攻撃と守備、それぞれの原則を叩き込んで敵地へと向かった。しかし組織や戦術の整備も、対策も不十分だった。
フォーメーションは大木武前監督体制最後の5-1-2-2(3-3-2-2)を継続し、北野監督が言うには、比較的自身が知っている選手を選抜して当てはめていった。そこに語られない深謀遠慮があったのか否かはわからないが、結果として出場機会から遠ざかっていた選手たちに先発のチャンスが与えられた。竹田忠嗣(第9節V・ファーレン長崎戦以来10試合ぶりの先発)、市丸瑞希(第15節FC町田ゼルビア戦以来4試合ぶりの先発)、川西翔太(今シーズン初出場)、前田遼一(第14節ジェフ千葉戦以来5試合ぶりの先発)の同時起用は、これまでにはありえなかったことだ。
◆3バックの布陣に基本を落とし込んだ初戦
攻撃的な両ウイングバックの後方と大外を衝かれてピンチを招いた。北野監督は
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