小林伸二監督インタビュー後編「終盤に向けて準備はできてきた」(2788文字)
リーグ序盤戦では苦戦をしたが、徐々に負けない試合が続き、後半戦に入ってからは6勝3敗と着実に勝点を積み上げられる試合が増えた。
小林伸二監督にその要因を含め、あらためてここまでの戦いを振り返っていただきながら、天皇杯期間中の3週間をどのように捉えて進めたか、そしてリーグ戦再開後の残り12試合に向けた戦いについて尋ねた。
※小林伸二監督インタビュー前編「勝つことを少しずつ覚えてきた」
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■(天皇杯2回戦で)延長になる前に落ち着いてやれたというのはチームが変わってきていると思います。
Q:天皇杯1・2回戦のご感想を教えてください。
天皇杯の1・2回戦というのは、すごく難しい試合だと思います。カテゴリーの異なる相手と対戦するということと、メンバーを変えることが上手くいかなくて負けにつながっているチームもあると思います。そういう中で我々は試合が週1のペースということもありましたし、メンバーをあまり変えないで天皇杯に臨みました。得点が上手く取れたゲーム(1回戦)のあと、2回戦はひょっとしたら厳しいゲームになるんじゃないかという部分もありました。チャンスは上手く作れていたのですが、それが入らない。でも、後ろ(守備が)はバタつかずに守れていて、攻撃する前線もしっかり守備をするという意思統一があったと思います。しっかり守った中で最後に得点が取れました。18本のシュートの中に決定的なシュートが後半何本もありましたがものにすることができずにPKでも決めきれませんでしたが、その中でも延長になる前に落ち着いてやれたというのはチームが変わってきていると思います。イージーミスで得点が取れない時にみんながバタついて、リズムを崩したり自分勝手なプレーをしてしまってカウンターから失点をするということもサッカーではありますけど、それはまったくありませんでした。そういう意味では落ち着いてサッカーをやれてきているという感じはします。あとは、たくさんチャンスを作れているので冷静に決めるということになると思います。
Q:攻撃の回数が増えてきた要因は何かありますか?
(残り 1912文字/全文: 2792文字)
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