【広島 2-1 町田】塩谷司がスキッベ監督に進言したこと
正直、不思議だった。
町田戦で荒木隼人が負傷交代を余儀なくされた時、どうして中野就斗を3バックのセンターにミヒャエル・スキッベ監督が持ってきたのか。
彼を最終ラインに持ってくることは、予想できた。山﨑大地が健在ならば問題ないが、背番号3は今、大ケガと闘っている。ベンチのメンバーを見ても、4バックに移行しないのならば、中野を3バックの中で起用するしかない。
驚いたのは、どうして真ん中なのかということだ。
トレーニングで彼は、ずっと3バックの右に配置されている。ウイングバックをやるのは試合前日の完全非公開時間(約30分)と試合だけ。だから、筆者は「あ、中野をいつもの位置(右CB)に入れて、塩谷司を真ん中に入れるんだな」と考えた。塩谷はリベロの経験はある。やれることは間違いない。
論理的に考えれば、そうなるはずだった。だが指揮官の決断は、塩谷はそのまま右で、中野がセンター。トレーニングでもやったことのない位置で、若者を使ったのだ。
(残り 1456文字/全文: 1869文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ