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【広島 2-1 町田】塩谷司がスキッベ監督に進言したこと

正直、不思議だった。

町田戦で荒木隼人が負傷交代を余儀なくされた時、どうして中野就斗を3バックのセンターにミヒャエル・スキッベ監督が持ってきたのか。

彼を最終ラインに持ってくることは、予想できた。山﨑大地が健在ならば問題ないが、背番号3は今、大ケガと闘っている。ベンチのメンバーを見ても、4バックに移行しないのならば、中野を3バックの中で起用するしかない。

驚いたのは、どうして真ん中なのかということだ。

トレーニングで彼は、ずっと3バックの右に配置されている。ウイングバックをやるのは試合前日の完全非公開時間(約30分)と試合だけ。だから、筆者は「あ、中野をいつもの位置(右CB)に入れて、塩谷司を真ん中に入れるんだな」と考えた。塩谷はリベロの経験はある。やれることは間違いない。

論理的に考えれば、そうなるはずだった。だが指揮官の決断は、塩谷はそのまま右で、中野がセンター。トレーニングでもやったことのない位置で、若者を使ったのだ。

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