縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs鳥栖】選手コメント

●石原広教選手
(前半から守備がハマっていたが)立ち位置を相手が入れ替えてくることは分析や試合を見て分かっていたところなので、タリクと舘(幸希)くんと3人、とくに舘くんとは入れ替わってマークに付くことが多かったんですけど、最初の時点で自分はこっちと迷わずにしっかり決められたので、それがうまく流れて、しっかりコミュニケーションをとりながらやれていたのでとにかくスムーズでした。後ろがすぐ決まればタリクも動かしやすかったので、舘くんもよく声を出してくれてやりやすかったです。
(相手に関わらず表現できる積み上げを感じるが)最初の頃や去年よりも迷うことがなくなったし、どうすればいいんだろうというのもないし、あったとしても選手で解決できる。基本ならないし、もしなったとしても智さん(山口監督)がしっかり言ってくれるので、試合を通して行けないということがないし、ラインの設定も高く上げすぎず下げすぎず、そういうコントロールがチームとして前も後ろもよくなった。そこがいまスムーズにやれているところかなと思います。
(先制点のアシストについて)アシストはけっこう最近意識しているというか、智さんからも最後の質を意識するように言われていた。町野(修斗)が見えていたので、ここに入ってこいというのと、町野は存在感があったので分かりやすかった。
(クロスの質も優しかったが)最近すごく感覚がよくて、練習でもマチとすごく合っているし、ミスも少なくなってきた。コバくん(古林将太)とも、自分がフリーな状況のときはこういう蹴り方がいいよねとか、スピードに乗っているときとか、蹴り方の話をしている。コバくんは上手いので、それを盗みながらやっているのもあって感覚がよくなっていると思う。力も抜けていたし、久々に得点に絡めてよかったです。
(古林選手からのアドバイスについて)全体練習後にシュート練習でクロスを蹴っていて、そのときに右でコバくんと一緒になることが多くて、コバくんの蹴り方を真似するというよりも、僕はどの蹴り方が合っているのか話してくれたり、置きどころだったり、そういう話をしてくれるのでほんとにありがたいです。だからいまはあまりミスをする感じもしないし、なかも見えている。最近はサイドの崩しの練習も増やしてやっていたので、ああやってサイドを深く抉ったときに余裕を持って上げられることに繋がっていると今日あらためて感じました。
(残留はまだ決まっていないが)はい。でもみんなたぶんあまり気にしてない。いままでの湘南の雰囲気と違うというか、いい意味で残留争いをしている感じがしない。すごく明るくやれているし、まったく気にしていないので、すごいなと思います。いままでだったら周りを気にしたりしたけど、今日はもちろん最後ちょっと話したりもしましたけど、普段まったくそういう話にならない。みんな自分たちに矢印を向けてやれている。それは智さんの力だと思う。つねに自信を持てるような声掛けを智さんがしてくれるので、みんな練習から質の部分で100%を出せているし、コミュニケーションもいままでより増えたので、そこが繋がっているのかなと思います。今日もいままでより選手のなかに余裕があるし、楽しめてるところがあるので、いままで毎年残留争いをしているけど全然違います。去年からほんとに曲げないでやってきたので、それはチームとして大事なことだとあらためて感じるし、選手の成長しようという意欲も増していると感じます。
(最終節は開幕で苦い思いをした柏との対戦だが)間違いないです。俺もPKを与えているし、その意味でいい相手。やるべきことをやるのがみんな今日はできていたので、そこをしっかり意識して、勝ちにこだわってみんなでやります。

reported by 隈元大吾

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ