【コトノハ】指揮官の言の葉を辿る⑦「大きくジャンプする前には膝を屈めなければいけない」
ひもとけば、指揮官のもとで初めてJ1に挑んだ2013年は、シーズンのラスト8試合で2分6敗と、勝点2しか積み上げることができなかった。内容には前半戦からの着実な前進を見たが、リーグ戦のクライマックスに結果を掴むことの難しさを思わされたものだった。
J1再挑戦となった昨季、同じくラスト8試合を前に、曺貴裁監督は語った。
「展開や相手によってやるべきことを多少変えていかなければいけないところはありますが、試合に勝つという意味では、攻守において自分たちのやりたいことがすなわち相手に嫌がられ、相手にとって危険なプレーになっていくことがいちばん大事だと思う。開幕のときよりも最後に力が上がっているチームでありたいなと思うし、その意味では残り8試合、いつもいい試合ができたなというふうにしていくことが大事。自分たちの力を出せるように準備していきたい。せっかく上がったJ1でどれだけ自分たちのことができるかを突き詰めなければいけないと思っているし、まだまだ積み重ねていけると思います」
同じ文脈で、こうも話している。
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