縦に紡ぎし湘南の

【鹿島vs湘南】レポート:内なるものと向き合って。アリソン弾で鹿島に逆転勝利、貴重な勝点3を刻む。

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ第2節
3月14日(土)鹿島 1-2 湘南(14:03KICK OFF/カシマ/17,295人)
得点者:13’金崎夢生(鹿島)54’遠藤航(湘南)90’+1アリソン(湘南)
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相手の時間帯は粘り強く、自分たちの時間帯はより熱く。鹿島からもぎ取った今節の逆転勝利は、キックオフから90分+アディショナルタイムまで、アウェイのピッチにムラなく黄緑を塗った結果と言っていい。ただその黄緑は、ひと目でそれと分かるというよりも、すこし趣を異にしたものだったようだ。

試合前、曺貴裁監督は選手たちに話したという。「1対1の粘り強さや声を出すこと、90分通して足を止めない、両ゴール前で体を張る、1回で取れなかったら2回3回と行く、1回で崩せなかったら2人3人と数をかけていく。そういう我々が大事にしてきた内なるものともう一度向き合ってゲームをしていこう」。縦に速い、カウンターが強いといった特徴以上に根本的な、戦ううえでの自分たちの原点を彼らは見つめ直していた。

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