ヴォルティススタジアム

2023シーズンジュニア振り返りインタビュー

行友亮二

■行友 亮二監督

―今シーズンを振り返って
選手と一緒に悩み、考えながらやってきたシーズンだったなと思います。
指導者側が考えないといけないことがたくさんある中で、それを選手たちにどう伝えていくのか考えながらやってきました。結果的には夏のフットサルの全国大会には出場できましたが、最後の全国大会である全日(全日本U-12サッカー選手権大会)は出場できませんでした。これまでやってきたことをピッチの上で表現できるときとそうでないときの差が大きく、メンタル面の成長が必要だと感じました。逆にメンタル面が成長すれば十分上のレベルで通用する力はついていると感じています。

―ジュニアの方針や今シーズンの目標について
(具体的には)全日に出場して予選リーグを突破することを目標にしていましたが、出場できませんでした。
(ジュニアの方針は)特徴や個性のある選手、テクニックのある選手を育てていきたいと思っているので、それぞれの時期に、それぞれのタイミングで必要なことを伝えて、落とし込むということを考えてやってきました。
そのために、シーズンの初めにはそれぞれの学年で合宿をおこなって、チームとしての基準を満たすために必要なことを伝えました。

―シーズンを通して成長を感じた部分はありますか?
サッカーを理解する力はもちろん伸びたと思います。あとはサッカーだけでなく、ピッチ外での成長がプレーにもつながっていたと思います。

―フットサルにチャレンジし全国大会にも出場しましたが、そのきっかけは?
テクニックの部分を大事にしたかったので、個人の技術を磨くためにもフットサルはいいトレーニングになると思い出場しました。
全国大会にも出場でき、個の力がある選手たちがたくさんいる中でプレーできたことはサッカーにも大きく活かすことができたのではないかと思います。

―レアル・ソシエダとの連携について
レアル・ソシエダはU-13より上のチームしかないので、その年代に上がったときのためにこういう練習をしてもいいのではないかというアドバイスをもらいました。
サッカーの全体像や試合で必要なものを理解することは今後大切になってきますし、特に個人として理解していくことが大事だと思います。8人制と11人制では変わってくる部分もありますが、個人としてサッカーというものをどう理解していくのかが、今後年代が上がったときにつながると思います。

―プレー以外の部分では、親子での栄養講習もおこなっていました。
ジュニア年代は成長期でもあるので、選手に学んでもらうこともそうですし、保護者の方にも知ってもらうことで普段の食事に活かしてもらえればと思っています。あとは選手たち自身のセルフコントロールとして、例えば食事がバイキング方式であったら何を選ぶのか、また普段の生活で保護者の方に何を作ってもらいたいのかということを少しずつ考えられるようになればと思っています。そうでないと身体が大きくならないですし、強くならないので、こういった講習は必要なことかなと思います。

―その他にピッチ外でおこなった活動はありますか?
ジュニアはトップチームの選手・スタッフと交流して、選手に話を聞いたり、低学年ではサッカー交流をしたりしています。そういった活動を通して、よりヴォルティスファミリーを感じてもらって、よりヴォルティスを好きになってもらうことが大切だと思います。

―行友監督自身は昨年まではジュニアユースを指導していました。今年からジュニアを指導することになって意識したことはありますか?

ジュニアもジュニアユースも個々の力を伸ばしていくということは変わりませんが、アプローチの仕方として、小学生にも伝わるような言葉を選ぶように意識しました。どの年代でも難しいところはありますが、伝え方は意識してやらないといけないかなと思っています。

岡崎飛優
■岡崎 飛優選手

―4年間で成長できたと思うところはありますか?
ドリブルの技術やFWに正確なパスを出すことなど、足元の技術面が成長できたと思います。
ヴォルティスはテクニック面が重要なので、全員でドリブルの技術を高めていきました。

―5年生の時には6年生と一緒にプレーすることもありましたが、学んだことはありますか?
1つ上の学年でやってみるとスピードが違ったので、プレーを早くすることを意識できるようになりました。

―今シーズンはキャプテンも務めましたが、振り返っていかがですか?
全日も出られなかったので、あまりうまくいかなかった一年でした。
個人としては、今は中盤のポジションですが、6年生の途中までFWをやっていたので、中盤になった時にFWの選手に教えてあげることができました。FWは点を取りに行くポジションで、中盤はFWへチャンスを作り出してあげるポジションなので実際にやってみると全然違いました。

―目標や目指している選手はありますか?
森海渡選手です。強烈なシュートがすごいと思います。
チームを勝たせられる選手になりたいです。将来はサッカー選手になって、ヴォルティスをJ1に導きたいと思います。

瀧下和雲
■瀧下 和雲選手

―ジュニアの4年間を振り返って
楽しかったです。最初は知らない子ばかりでしたが、一緒にやっていくうちにみんなと仲良くなれました。それが試合の中でのコミュニケーションにもつながったと思います。

―いつもチームメイトとはどんなコミュニケーションをとっていますか?
試合中は動き出しなど攻撃で得点を奪うための方法をみんなからアドバイスしてもらっています。
縦に抜け出すことと(ボールをもらうための)動き出しが得意なのですが、アドバイスをもらって練習したことでうまくなったと思います。

―徳島ヴォルティスのジュニアでサッカーをして成長できたと感じる部分は?
ドリブルのタッチの部分やパス、トラップの技術が成長できました。あとはパスをつないで相手を引き付けてビルドアップをするというチームスタイルでサッカーできたことです。

―トップチーム選手との交流もありましたが、印象に残っていることはありますか?
柿谷選手が海外に行くなら英語の勉強が大事だと言っていました。

―目標にしている選手はいますか?
森海渡選手を目標にしています。どこからでもシュートを打つぞという気持ちを出すことや、ボールをおさめる力、シュートを決め切る力を学びたいです。

―将来の夢はありますか?
将来はサッカー選手になって徳島ヴォルティスで活躍して、世界に行きたいです。
海外の強豪のチームに行って上手いDFがいてもしっかりと決め切れる選手になりたいですが、今はまだ決定力が足りないです。もっと決められるようになってゴールを量産したいですし、そのためには動き出しやボールキープ、ドリブルなどが大事になってくると思うので、そういった練習をコツコツと続けていきたいです。

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