ヴォルティススタジアム

【ユースフォトレポート】香川西高校に逆転勝利。有終の美を飾る。

プリンスリーグ四国
12月3日(土)徳島ヴォルティスユース 5-1 四国学院大学香川西高校
得点者:22分 新田洸成、40分 鶴田剛生、51分佐藤太亮、68分 廣永琉樹、84分 松村駿佑 ※徳島ヴォルティスのみ掲載
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プリンスリーグの最終戦となるこの試合。
先発は GK湯浅 井上 三原 西川 武田 佐藤 岡本 新田 松村 山田 鶴田。
このチームで挑む最後の試合でもあり、イレブンは気合を入れて試合に臨む。しかし、6分にコーナーキックから失点してしまう。チームに動揺はなく、徐々に試合のリズムをつかむと、22分に相手のクリアを新田がカットして山田に繋ぎ、最後は新田が冷静にゴールを決める。

畳み掛けるヴォルティスは40分に右サイドからのクロスを鶴田が右足でボレーシュート。これがネットを揺らし、ヴォルティスユースが逆転に成功する。

相手のロングスローやロングボールへの対応も危なげなくできるようになり、後半も押し気味に試合を展開する。51分には左サイドからのクロスボールに合わせた佐藤、68分には途中出場の廣永が直接フリーキックを決めてリードを広げる。84分には松村がダメ押し弾を決め、そのまま試合終了のホイッスル。最終戦で勝ち点3を掴んだヴォルティスは3位で今シーズンを終えた。


鶴田 剛生選手
―試合を振り返って
「前半に失点をしてしまいましたが、慌てることなくプレーできました。その後、攻撃陣は点を取って、守備陣も後半は無失点に抑えられて、いい形でリーグ戦を終われて良かったと思います。コーナーキックからの失点数が今シーズンは多かったので、逆に慌てることなく、いつも通りやっていれば勝てるだろうと感じていました」

―鶴田選手のゴールが逆転ゴールとなりました
「それまでに何本かチャンスがありましたが、決めきることができなかったので、絶対に決めないといけないという思いでした。クロスにうまく合わせることができて良かったです」

―今シーズン最後の試合でした。どのような気持ちで臨みましたか
「試合前もチームに話しましたが『あまり気負いせずに、いつもやっていることをいつも通りやる』ということを意識しました」

―特に後半は押し込んで試合を展開できました。その理由は
「ディフェンスラインが常にボールを前で触って、ボランチがセカンドボールをひろってくれたので、常に押し込んでプレーできました」


新田 洸成選手
―試合を振り返って
「最後の試合だったので、『全員がやりきろう』と話をして試合に入りました。前半の早い時間にセットプレーで失点をしていましたが、チームは下を向きませんでした。僕の同点ゴールでチームの士気を高められて、チームに貢献できたのは嬉しかったです。終わってみれば、多くのゴールが決まって良かったです」

―同点ゴールのシーンについて
「相手はボールを奪った時は繋がずに、簡単にクリアをしてくるのは分かっていました。同点ゴールの場面でも、クリアをさせないようにブロックに入って、うまく自分の体に当てることができました。それを山田選手が繋いでくれて、最後は僕のところにボールが来てくれました。あとは振り抜くだけでした」

―相手はロングボールやロングスローも多様してきました
「自分のストロングポイントである。セカンドボールへの反応や奪取を意識していました。今日の試合ではできたと思います」

―今シーズンを振り返って
「クラブユースで四国の予選を突破して全国大会に出場できたことは良かったです。チームの目標であるプレミアリーグ昇格はリーグ戦の途中で可能性がなくなってしまいました。その中でも、チームは下を向くことなく、目の前の試合に向けていい練習が高い熱量でできました。1・2年生からもよい押し上げがあったと思いますし、このチームでもっとやりたかったなと思います」

―今後の目標を
「ユースからトップ昇格という目標は叶いませんでした。今後は大学4年間でチャレンジして。もっと大きくなって、ジュニアユースから6年間お世話になったヴォルティスに帰ってきて、このクラブに恩返しがしたいと思います」

玉城 航監督
―試合を振り返って
「今まで自分たちが積み上げてきたものやピッチ上でやってきたことがそのまま出ると思うので、最終節でしたが何か特別なことをするのではなく、自分たちがやってきたものをピッチ上で表現しようと話をしました。開始早々に失点をしていまいましたが、特に僕から声かけをしていません。もちろん、失点には満足していませんが、彼ら自身がコミュニケーションをとることで、立ち直ると思っていました」

―ハーフタイムでは最初、選手同士で話をして、最後に監督からの指示があったように見えました
「選手たちが自分で考えて判断し、行動や発信に繋げていくことを1年間やってきました。そのようなことが出ていた場面だと思います。最近はそういうことが試合だけではなく、練習の中でもいろいろなメンバーがやれるようになってきたと思います」

―5得点、攻撃陣については
「もう少し丁寧に相手を見て、攻撃を組み立てることができたら、もう少しチャンスは増えたかなと思います。ただ、前はボールを大事にするあまり、フィニッシュの回数が減ってしまった時期もありました。今日の試合では、フィニッシュへの意識や回数については、とても良かったと思います」

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