ヴォルティススタジアム

徳島ヴォルティスユース プリンスリーグ四国優勝!

高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023四国 第18節
12月2日(土)徳島ヴォルティスユース 11-1 今治東中等教育学校
得点者:前川 修音(4分)、廣永 獅旺(44分、53分、87分)、武田 絢都(51分、57分、77分)、柴田 航次郎(55分)、尾上 瑠聖(78分)、福田 武玖(79分)、乃一 悟生(83分)
※徳島ヴォルティスのみ掲載

前節、愛媛FCに敗れ、2位に後退した徳島ヴォルティスユース。首位の徳島市立高校とは勝点差3と、逆転での優勝には勝利が絶対条件という状況で最終節を迎えた。

最終節の相手は今治東中等教育学校。
先発は、黒田、武田、高山、前川、尾上、廣永、柴田、大和、東、林、増井。
試合開始早々の5分、ヴォルティスが幸先よく先制点を挙げる。ゴール前でボールをつなぐと、最後は前川が落ち着いてゴールに流し込む。


その後は、相手の勢いに押される時間が続く。
攻め込まれる場面もあったが、守備陣を中心に相手の攻撃をはじき返し失点は許さない。

すると44分、PA内でボールをキープした廣永が倒されPKを獲得。これを廣永自ら決めて2-0で前半を折り返す。

逆転での優勝のために、できるだけ得点を重ねて勝利したいヴォルティス。
後半に入って相手陣内に押し込む時間を増やすと、51分にCKを武田が合わせて追加点。これで勢いに乗ったヴォルティスは、53分に廣永、55分には柴田がCKを直接、57分には再びCKから武田と、得点を積み重ねていく。

ピンチを迎える場面もあったが、ゴール前で体を張りピンチをしっかりと防いでいく。

77分には三度CKから武田が決めて、ハットトリック達成。78分には尾上、79分、83分には途中から入った福田、乃一がゴールを奪い、勢いは止らない。

87分に廣永がこの日3点目、リーグ戦21点目を決めて、11点を奪ったヴォルティス。
最後までアグレッシブに攻め続けて今治東中等教育学校に勝利し、優勝に望みをつないで他会場の結果を待つ。

他会場の結果により、得失点差で徳島市立高校を上回った徳島ヴォルティスユースがプリンスリーグ四国優勝を掴み取った。

■玉城航監督

Q:今の気持ちを聞かせてください。
選手たちはシーズン通して、苦しい時も頑張ってくれました。うれしいというか、感謝の気持ちがすごく強いです。

Q:試合に向けてはどのような準備をしてきましたか?
今週のスタートのところで、「自分たちができることを全てやろう」と選手には話しました。他チームの結果や、前節の試合のことを考えるのではなくて、自分たちができなかったことをできるようにしていく、自分たちができることを100%出せるようにしていくという準備をしていました。

Q:試合を振り返って
前半は選手の距離感、連動性、プレースピードなど、テンポが全然上がらず、自分たちからアグレッシブにプレーできていなかったです。しかしその中でも2点を先制できました。シーズンを通して、選手たちが苦しい時間でも点を取ってくれていました。
ハーフタイムにはプレーのテンポとパスのスピードを上げることで、自分たちから相手ゴールに向かっていくことを伝えました。あとは「徳島で試合ができるのは最後」「観に来てくれている人がいるのに、こんな試合でお前らはいいのか」と、伝えました。後半は特に、選手たちが少しでもそれを感じてプレーしてくれたのかなと思っています。

Q:プレミアリーグ参入戦に向けて
目標は常にプレミアリーグ昇格だったので、来週も何か特別なことをするのではなくて、自分たちの良さを表現することと相手を理解して選手たちが自信を持ってピッチに立てるような準備すること、それだけだと思っています。
選手を信頼して送り出して、いいサッカーをした上で2つ勝ってプレミアリーグに上がりたいと思います。

■廣永 獅旺選手

Q:試合を振り返って
難しい状況の中で、前半はちょっと硬かった部分がありましたが、後半にもう一度チームが一つになって、優勝するためにハードワークできたことが一番良かったなと思います。

Q:どのような気持ちで試合に入りましたか?
優勝のことは考えずに、まずこの試合勝つということだけを伝えました。

Q:3得点を挙げました。ゴールを振り返って
あまりゴールシーンは覚えていませんが、点取れたことが一番良かったですし、FWとしての役目を果たせたかなと思います。

Q:プレミアリーグ参入戦への意気込みを
今シーズンの目標はプレミアリーグ昇格なので、まだまだここからです。チームでしっかりと準備をして、いい状態で向かっていきたいと思います。

■前川 修音選手

Q:試合を振り返って
他チームの結果ではなくて、自分たちで少しでも多く点を取って、自分たちの集大成としていい試合にできるようにという話をしていました。その中で早い時間に自分が先制点を取れたところは良かったと思っています。

Q:ゴールシーンを振り返って
フリーでボールを受けました。そういう場面でのフィニッシュはずっと磨いてきたので、難しいゴールではなかったかもしれないですが、今までやってきたことが出せたゴールだと思います。

Q:廣永選手とともに、攻撃だけでなく、守備や気持ちの面でもチームに勢いをもたらしていたと思います。
前線からプレッシャーなど、守備の面でもアグレッシブにすることはずっとやっていたので、いつもやっていたことを試合に出せたと思います。
廣永も自分も技術がすごく高いというわけでなく、他の技術の高い選手がいての自分たちだと思っています。その中で自分たちの役割は、後輩を支えながら自分たちも点を取っていくところだと思っていたので、自分ができることを最大限やりました。

Q:プレミアリーグ参入戦への意気込みを
とにかく勝ちます。

□試合の様子

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