ヴォルティススタジアム

吉田達磨監督「(山形は)仕掛けてくるタイミングや裏を取ってくるタイミングがスムーズ」永木亮太「もう少し圧力をかけていかないと、チャンスを多く作らないと点数は取れない」内田航平「もう一回チーム全体を締めるために重要な一戦になると思います」ーJ2第37節・山形戦に向けたコメントー


○吉田達磨監督

Q:前節の試合後会見では『ミスやずれが起きた』という話がありました。実際に普段ではあまりないミスもありました。その点にどうアプローチしましたか?
試合後会見でも少し話しましたが、距離が遠ければ近づけるとか、一発が無理ながら二発でいくとか、そういったアプローチが必要になります。あとはコントロールしてパスするとか、そういったメニューはどんな時代でもどこのチームでもやりますが、そこのディティールにアプローチしていく。ただダメだからできないわけではないので、体が自然に判断して正しい動きが繰り返せるようにするために、限られた時間の中で取り組みました。

Q:山形戦は14時キックオフのデイゲームとなります。どんな準備をしていますか?
やれる事はやっているので、1つは気にしない事も大事です。大宮戦は16時でホームでしたけどデイゲームは経験しています。アウェイの方がホテルから出るので、家でゆっくりするよりもスケジュールが決まっている方がやりやすかったりもします。あまり意識し過ぎずに、僕たちも実はやる事をやっていますよと感じておいて欲しいと思います。
ただ、試合中にジトっとする瞬間はたぶんあると思いますし、そこが少しこのチームは苦手なのかなと思っています。相手が全く違う事もあるよねとか、形通りにはいかない時に『俺はこれをやっているけど』みたいに思うことは、もしかしたら僕たちが乗り越えなくてはいけない課題かもしれません。システムや形がある事の弊害で、コレクティブが違う方向にいってしまう可能性もあります。だからこそ、やってやるんだという気持ちで、プレーしていくのが大事だと思います。

Q:山形のチームとしての印象はありますか?
山形はスピードやプレーが速いチームという印象です。仕掛けてくるタイミングや裏を取ってくるタイミングがスムーズですし、いつも狙えているから少しずらせば裏に入れてくるスピードが一番ある。その中でクロスに対してスピードと強度が伴っていますし、そのスピードがキーだと思います。それに加えて、ビルドアップで少し形を変えたり中にSBが入ってきたり、SBが上がってウイングが中に入ってきたり、FWに入るのが藤本選手かどうかわかりませんが、降りてきて起点になったり相手を引っ張り出したり、もしくは高い位置で収めたり。そこのスピードにまず注意しなくてはいけないですし、そこにフォーカスしているチームだと思います。ゴール前の迫力もありますし、あとは僕たちが下がった時にビルドアップの変化を付けてきます。GKが前に入れてくるボールを含めて、質は上がってきていると思います。

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