【インタビュー|徳島からの海外挑戦】スペインの『ジローナFC B』へ完全移籍の勝島新之助、同クラブへ期限付き移籍の鈴木輪太朗イブラヒーム
6月29日、20歳の誕生日を迎えた勝島新之助。同日、期限付き移籍していたスペイン1部の『ジローナFC』から同クラブのBチームにあたる『ジローナFC B』へ完全移籍することが発表された。京都アカデミー出身、徳島でプロ生活をスタートし、直ぐさまスペインにわたって、翌年に完全移籍を果たす特殊な経歴になった。そして、徳島ヴォルティスから初めて海外へ完全移籍を果たした日本人選手としてクラブの歴史に名を刻んだ。また、渡欧して3シーズン目を迎える鈴木輪太朗イブラヒームが同クラブへ期限付き移籍することも決定。第23節・群馬戦で鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムを訪れた2選手に『徳島からの海外挑戦』の軌跡と展望について取材した。
聞き手/柏原敏 取材日/7月1日
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【参考|過去掲載記事】
○勝島新之助選手
・2022年2月掲載|出発直前インタビュー
【インタビュー】ジローナFCへ期限付き移籍 勝島 新之助選手「徳島の選手としてのプライドを持ち、徳島の選手としてビッグになりたい」
・2022年7月掲載|21-22シーズン後の帰国時インタビュー
【スペイン1シーズン目の軌跡|勝島新之助】~ 19歳でラ・リーガに出場したら結構すごいことなんじゃないですか!? ~
○鈴木輪太朗イブラヒーム
・2021年9月掲載|出発直前インタビュー
【トピックス】スペインでの挑戦が始まる
・2022年6月掲載|21-22シーズン後の帰国時インタビュー
【スペイン1シーズン目の軌跡|鈴木輪太朗イブラヒーム】~臆することなく積極的にアピールして「俺はこういう人間だ」と知ってもらいたい~
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【インタビュー|徳島からの海外挑戦】
[凡例]
勝島新之助=K
鈴木輪太朗イブラヒーム=S
――約1年半~約2年、スペインで暮らして言葉も話せるようになりましたか?
K そうですね。喋れるようになってきました。2人で電話している時にスペイン語で話したりすることもあります。
――(そんな奴おれへんやろ~。ちっちきちーやでー)本当ですか? 何かしゃべってみてくださいよ。
K&S 本当です! でも、ここで喋るのは恥ずいです(笑)。
――渡欧して、どんな経験をしましたか?
K だいぶ、慣れてきました。最初は練習をしていても「何を言っているかわからんなぁ」という感じでしたが、試合前のロッカールームでも監督が何を言っているか、だいぶわかるまでになっていきました。より楽しくなっていきましたし、いろんなポジションでもプレーさせてもらっています。例えば、ボランチ、アンカー、トップ下、WGなど、前線はほとんどのポジションをやらせてもらって、いろんなことを吸収させてもらった1年半でした。今シーズンは特にそうでした。
――2022年6月のインタビュー時に「実は初得点(仮)が公式記録上はオウンゴールだった」と教えてもらいましたが、その後もたくさん得点を決められましたか?
K (笑)。初得点は、そうでしたね。今シーズンは3得点決めて、練習試合も含めて結構たくさん得点できました。今シーズンの初得点はどんなやったかなぁ。なかなか取れない時期が続いた中でやっと取れた得点でした。「やっと取れたわ」みたいな気持ちでした。
――鈴木選手はどんな経験をしましたか?
S 僕は1シーズン目に所属したバレンシアCF(スペイン1部)では試合に出られずに苦労して、2シーズン目はCFバダロナ(スペイン5部相当)でチャレンジをさせてもらいました。新たな課題が見つかったり、苦しい時期もありましたが、最終的には試合にたくさん出させてもらって自分の武器を表現できました。振り返ると充実した1年でした。
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