ヴォルティススタジアム

【広島vs徳島】試合フォトレポート:厳しい試合の中から見えた彼らの現在地。

■YBCルヴァンカップ グループステージ第5節
4月23日(土)広島 4-0 徳島(14:03KICK OFF/Eスタ/5,218人)
得点者:4’柏好文(広島)12’森島司(広島)22’ジュニオールサントス(広島)88’ジュニオールサントス(広島)
———–
リーグ岩手戦から中2日で迎えたルヴァンカップ・広島戦。スタメンは安部以外の10人を入れ替えて臨んだ徳島に対し、1週間の準備期間のあった広島は予選突破を確定すべく主力メンバーを多数起用して試合に臨んだ。

開始早々から試合を圧倒したのは広島。4分、左サイドを崩されると柏好文に決められ先制点を奪われてしまう。「広島さんの高い位置からのプレッシャーを想定して準備してきましたが、それを上回る形で広島さんがプレッシャーをかけてきました(ダニエル監督)」と語る通り、広島のプレッシャーをかわしきれずボールを奪われるシーンが続くと、12分には、ビルドアップのパスミスから森島司に決められしまう。続く22分にはジュニオールサントスに個人技で突破されゴールを許し、序盤で3点のビハインドを背負うこととなる。

23分には徳島に最初の決定機。安部のロングフィードから佐藤が抜け出しGKをかわしシュートを放つが、惜しくも枠外に外れる。その後も「後ろの選手はつなごうとしていた一方で前の選手はロングボールを受ける準備をしていて全体的に間延びしてしまい、セカンドボールを拾えない距離感になってしまった(松澤)」と話す通り、チャンスを作ることができないまま前半が終了。

ハーフタイム、『このスコアで落ち込むのではなく、後半いいサッカーをしよう』と選手たちを送り出した指揮官は、白井、新井、坪井を投入し中盤の立ち位置を調整し反撃を試みる。

後半、前半に比べボールを持てる時間も増えチャンスを作るシーンも増えるようになると、54分には長谷川のサイドチェンジから西谷がドリブルでカットインからシュートを狙う。63分には石尾の縦パスから西谷と玄のワンツーから西谷がクロスを入れるチャンスシーンを作る。

相手のプレッシャーも激しくGKにプレッシャーをかけられる場面も。

64分には玄に代えて浜下を投入。66分には決定機。カカのロングフィードを受けた西谷が左サイド深くまでドリブルで切り込みクロスを入れると、西野が頭で合わせるが上手くミートできず。

試合終盤にはここまで精力的な動きを見せていた川上が足を攣らせしまいピッチへ戻れず、10人で戦うこととなる。88分にもジュニオールントスにゴールを許してしまう。

結局試合は0-4で終了。前回対戦に続き力の差を見せつけられる結果となったが、「やれたこと、やれなかったことを含めて、すごく大きな収穫になった試合」と話したのは浜下。またフル出場した西野も「何が通用して何が通用しないのか、今日の試合の経験を生かして次の試合で絶対に点が取れるように、練習から取り組んでいきたいと思います」と前を向いた。

□試合フォト

(残り 89文字/全文: 1387文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ