ヴォルティススタジアム

【直前レポート】歓喜か、悲劇か。


当然、我々が掴むのは歓喜だ。そして、J1参入プレーオフ(以下PO)進出の権利を獲得したからといって終わりではない。シーズンは続く。

だが、同じく5位で最終節を迎えた17年を忘れてはいけない。5~8位までPO進出の可能性がある中で迎えた第42節・東京V戦(1●2)。終了間際の失点で順位を落とし、他会場でも後半ATに試合が動き7位陥落。勝点1差でPO圏外へ弾き出された。1年かけて『3780分+AT』の時間を戦ったが、掴みかけた権利は最後の5分ほどで消え去った。いま置かれている状況も同じ。敗戦でPO進出が確定する可能性もあれば、対極には得失点差だけで順位が大きく入れ替わる恐れもある。もはや順位を分けるのは勝点1差もないほどの大混戦。

しかしながら、勝てば確実にPO進出の権利を掴める。ここまで積み上げてきた戦いを信じるのみ。今節・山口戦は、この言葉をお借りしたい。「勝利掴め青緑、命揺らせ青緑。この街変える為に、未来はこの手の中」。数あるチャントの中でこれが最も好きだ。

未来は、誰のものでもない。自分たちで掴み取る。

-Episode.3/Vamos a luchar juntos-

(残り 2154文字/全文: 2641文字)

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