ヴォルティススタジアム

【2016年のヴォルティスを振り返る(1)】不安と心配しか感じられなかった前半戦

千葉との開幕戦では、幸先よく先制するも、試合終了間際に逆転を許し痛い敗戦を喫した。

J1昇格という目標がどんどん霞んでいく惨憺たる戦い。厳しい表現ではあるが、開幕から第21節までについてはそう振り返らざるを得ないだろう。ヴォルティスは組織としての未熟さと不安定さを露呈する内容を繰り返して勝点積み上げに失敗し、シーズン半分を消化した時点で目標を視野に捉えるどころか、J3降格圏が足元に迫るボトムゾーンに沈んだ。

そうなってしまった最大の要因を改めて思い返せば、それはやはり強度ある組織守備を構築出来なかったことであろう。実際個々の局面での頑張りは見えても、チームとしての守りに目を向けると隙や脆さが散見。特にサイドを攻められ、ボールを入れられた時の対応には常に危うい空気が漂っており、開幕戦を皮切りにその形からの失点は後を絶たなかった。

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