【2023年シーズン総括】真夏に起きた移籍劇Part.3〜2007年と2023年
2023年の夏、加藤陸次樹とマルコス・ジュニオールの補強効果は本当に効果的だった。これほどの補強は、ここ数年記憶にない。
2017年の夏、パトリックや丹羽大輝を獲得して以来の成功だといっていい。ただあの時は、監督も森保一からヤン・ヨンソンへと交代し、J1残留に向けてゲームのコンセプトも大きく変わった中でのこと。
今回は違う。確かに6月11日の川崎F戦から8月5日の湘南戦まで公式戦8試合連続勝利なしという惨状は、ミヒャエル・スキッベ監督就任以来の危機といえた。だが、それでも順位は9位。新潟戦以外は相手を内容で上回り、チャンスも量産していた。何かを大きく変える必要はないと思われた。
ただ、ここで思い出されたのが、2007年の降格である。
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