ヴォルティススタジアム

【徳島vs横浜FC】甲本偉嗣ヘッドコーチ記者会見コメント「今日こうして勝利しファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられて非常に良かったと。 ただし、やっとスタート地点に立てただけなので、今後の戦いにもチーム一丸となって臨みたい」

■明治安田生命J1リーグ第6 節
3月21日(日)徳島 2-1 横浜FC(14:03KICK OFF/鳴門大塚/5,180人)
得点者:42’オウンゴール(徳島)58’袴田裕太郎(横浜FC)73’宮代大聖(徳島)
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○甲本偉嗣ヘッドコーチ
「相手はしっかりボールをつないでくるチームなので、如何に良いプレッシャーが掛けられるのかという部分にチャレンジしました。しかし、相手は僕たちが想定していなかったボールの動かし方をしていたので、上手くプレッシャーのかかっている場面が少なく、逆に相手に良い時間帯を多く与えていたので修正する必要があると考えていました。ただ、そのような中でも、前半から相手にダメージを与えられるようなポイントにボールが入っていたので、そこを起点に良い攻撃が広がっていけば良いなと思いながら前半を進めました。
後半はセットプレーで同点にされましたが、そのようなことが起きるという想定もしていました。例えそうなっても全員が一丸となって戦い続けようと確認していたので、選手たちが気持ちを切らさずやってくれたと思います」

Q:ボランチや渡井選手がポジションを落としビルドアップに参加していました。それは狙っていたことでしたか?それともピッチ内での判断でしたか?
「基本的にはCBとSBでボールを動かしたかったのですが、相手のプレッシャーを正面から受けていました。その対応策としてボランチが落ちるということもあらかじめ想定していたので、状況を見ながら選手たちが選択してくれました」

Q:開幕戦以来の出場となった石井選手は、効果的な縦パスを配球したり守備のオーガナイズで存在感を出して素晴らしプレーをしていました。
「統率力のある選手ですし、DFリーダーとしてしっかりまとめてくれたと思っています。おっしゃる通り鋭い縦パスもありましたし、よくやってくれました」

Q:時間帯や状況的に難しいタイミングで、鈴木徳真選手と浜下選手を投入した意図を教えてください。
「セカンドボールが拾えなくなり始めていたので、球際で強さのある鈴木選手を入れて試合を落ち着かせようと思いました。浜下選手は守備で牽制することに関して良いものがあります。またボールを持ってもしっかり仕事をしてくれますので、サイドで力を発揮してくれることを期待しました。そして宮代選手をトップに置くことで、相手DFの背後へタイミング良く飛び出すプレーを出してもらいたかったのですが、思った形で得点も生まれて良かったです」

Q:今季初勝利、またJ1リーグでのホーム初勝利に関して率直な感想を聞かせてください。
「2014年はファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合うことができず悔し思いがありました。今季は何度かチャンスがあった中でも勝ち切れていませんでしたが、今日こうして勝利しファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられて非常に良かったと思っています。
ただし、やっとスタート地点に立てただけなので、今後の戦いにもチーム一丸となって臨みたいと思っています」

Q:宮代選手をトップに入れて変わった点はどこですか?
「垣田選手は体が強く、プレッシャーを受けながらでも前線で起点を作ってくれます。また相手SBの裏にボールを入れた時にも流れて受けてくれます。しかしあのタイミングは僕たちがボールを握れる時間帯でしたので、ライン間から相手DFの背後へという流れができればと思いそのような交代をしました」

Q:ポヤトス監督に今日の勝利をどう伝えますか?
「素直に『やったぞ。ようやく勝てたぞ』と伝えます」

Q:ここまでは先制しても追い付かれたり逆転されたりした試合がありました。しかし突き放せた今日は何が違いましたか?
「今日も試合前に選手と話しましたが、これまでは良い流れで得点した後に、積極的な守備をすることが少なくなっていました。それに対して、今日は決して受け身になるのではなく、得点した後でもプレッシャーをかけてラインを高く設定して攻撃する、またボールロストを怖がって後ろ向きにボールを動かすのではなくて、勇気を持って前へボールを進めていく。そしてそれらが勝利につながるのだということを理解してプレーしてくれたと思います」

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